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引っ越し時はインターネットどうすればいい?注意点や失敗しないポイントを解説

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入学・就職・結婚・育児などで引っ越しをする際、新居でインターネットを使うにはどうしたらいいのか、困ったことはありませんか。

Think(シンク)株式会社では、2021年1月に10代~50代の方(750名)を対象に引っ越しに関するアンケートを実施し、その集計結果を発表しました。

今回、わたしのネット編集部では不安やわからないことも多い「インターネットの引っ越し」について、アンケートの結果をもとに解説していきます!

簡単に今回のアンケート結果を紹介すると、実際に引っ越しを経験した人はインターネット関連について以下の問題や不満を感じたようです。

そこで本記事では、引っ越し時に役立つ情報として、以下のポイントをわかりやすく紹介します。

これから引っ越しを控えている方やインターネット契約に不安を感じている方もインターネット契約の基礎知識や新居にオススメの回線もしっかり説明するので、ぜひ参考にしてくださいね!

経験者のリアルな体験談をチェックして、スムーズにインターネットの引っ越しを済ませましょう!

※本記事は2023年11月28日に作成されました。現在の状況とは異なる可能性があることを予めご了承ください。

この記事の監修者
小川正人 通信コンサルタント
小川正人

新聞社が推薦する通信サービスに精通したコンサルタント。QUANTA代表。光回線や携帯電話・ポケット型WiFiなどのモバイルサービスの専門家。大手家電量販店で販売員を行っていたが光回線やモバイルサービスの種類や料金体系の複雑さを痛感。「お客様が最適なプランを選べるようにしたい」との思いからlivedoorの通信サービスメディアサイト「livedoor Choice」に携わる。一時期は光回線を3社、携帯電話を15社同時に契約していた。2019年には2019年度バリューコマースMVPを受賞。監修者について(マイベストプロ)

目次をチェック
目次

引っ越しの際インターネット契約に困ったことはある?約30%があると回答


引っ越し前後は何かとバタバタすることもあり、想定外の事態はつきものです。

引っ越し時のインターネット契約に関する体験談のアンケートでも、様々な回答が出ていますよ。

引っ越しの際インターネット契約に困ったことはありますか?
インターネット 引っ越し

  • 開通工事の業者と時間をあわせるのに苦労した:10.9%
  • 開通に思いのほか時間がかかった:8.5%
  • 機器の設置方法がわからず苦労した:8.0%
  • 工事費が高かった:4.3%
  • 何らかのトラブルでうまくつながらなかった:2.8%
  • 大家・管理会社の都合で、自由にサービスを選べなかった:2.1%
  • 大家・管理会社に工事の許諾を得るのに苦労した:0.5%
  • その他(自由回答):0.8%
  • 特になし・未回答:62.0%

「特になし」または「未回答」だった方が全体の6割を超える結果となりました。

上記の結果から「意外とトラブルは少ない」と感じる方も多いかもしれませんが、言い換えれば、約4割の方が何かしらの困りごとを抱えたり、不満を感じたりした、ということです。

引っ越し時のインターネット契約で困ったことの上位に挙がった「開通工事の業者と時間をあわせるのに苦労した」という回答ですが、光回線は基本的に契約者立会いのもと工事が実施されます。

新居の引き渡しが行われてからでないと立会い工事が行えず、また引き渡しは引っ越しの直前に行われることも多いので、バタバタして一番忙しい時期ですよね。

インターネット契約で困った人の中でもっとも多い10.9%を「開通工事の業者と時間をあわせるのに苦労した」が占めるのも、納得がいきます。

まずは契約するインターネット回線で立会い工事が必要か確認し、立会いがあるなら不動産会社に引き渡し日を確認したうえで、工事業者とのセッティングをしましょう。

また、2番目に多かった「開通に思いのほか時間がかかった」という点ですが、光回線の開通工事は通常、申込みから集合住宅で約2週間、戸建てで長くて1~2か月かかることもあります。

とくに、3~5月からの引っ越しシーズンでは工事予約が重なり、2か月以上待たされることも珍しくありません。

新居の光回線の工事日が絶望的に遅いので、新居での最初の2ヶ月くらいは苦難に満ちたものになりそう。

— FQC (@FQCme1) March 16, 2021

光回線の工事5月中旬って言われたんだがこんなに遅いんか….

— MASA (@masa_vf96_cva64) March 14, 2021

X(旧Twitter)の口コミをみると、3月上旬に申し込んで実際に工事が行われるのは5月中旬だと言われた人もいました。

引っ越しが決まった時点で、早めにインターネット契約についても申し込んでおいた方がよさそうですが、なかなかスムーズにそこまでできるかと言われれば難しいですよね。

3番目に困ったこととして挙げられた「機器の設置方法がわからず苦労した」という回答ですが、契約する回線事業者によっては無料で自宅へ訪問し、機器の接続設定を代行してくれることもあります。

その他、「関係ないサービスの勧誘をしつこく受けた」「強引に契約させられた」といった回答もあるため、インターネットを契約する際には、会社選びにも注意が必要です。

のちほど、紹介する引っ越し先のインターネット選びで失敗しない!5つのチェック項目も参考にしてくださいね。

新居でのインターネット手続きはみんないつまでにしている?引っ越し後にする人が多い

「引っ越しの際インターネット契約に困ったことはある?」という質問の2位が「開通に思いのほか時間がかかった」であるように、手続きのタイミングや回線工事のスケジュールによっては、引っ越し後インターネットを利用できない期間が発生してしまいます。

リモートワークやオンライン授業も普及した現在では、1か月以上もインターネットが使えない状況になるのは困る!という人も多いでしょう。

一般的には、インターネットの開通までに1ヶ月程度は見ておく必要があるといわれています。

つまり、新居でもすぐにインターネットを使いたいなら、引っ越し1か月前を目安に手続きすると安心ですよ。

実際に引っ越しを経験した人は、インターネットをどのタイミングで手続きしたのか、アンケート結果もみてみましょう。

引っ越しの際、どれくらい前に新居のインターネットの手配をしましたか?
インターネット 引っ越し

  • 引っ越してから手配した:27.3%
  • 1ヶ月ほど前:22.3%
  • 2~3週間前:13.6%
  • 1ヶ月以上前:8.3%
  • 数日前:6.0%
  • 1週間前:5.7%
  • 未回答:16.9%

意外にも「引っ越してから手配した」という方が27.3%と最も多く、次いで「1ヶ月ほど前」という方が22.3%でした。

確かに光回線を申し込む場合は基本的に立会い工事が必要になるので、引き渡しが終わってすでに入居したあとに工事を実施したほうが日程の調整はつきやすいでしょう。

しかし、その結果インターネット契約で困ったことに「開通に思いのほか時間がかかった」を挙げる人が多いという現実が読み取れます。

可能であれば引っ越しの1か月ほど前にインターネット契約を結んだり、移転手続きを申し込んでおくのが、インターネットができない期間を少なくするポイントです。

もし、光回線の工事が面倒だったり調整が難しいと感じた場合や、工事不要ですぐに使えるインターネット環境はないかと考えたなら、最短申し込みの翌日に利用できるホームルーターやモバイルWi-Fiを契約しましょう。

ホームルーターやモバイルWi-Fiは専用機器で無線の電波を受信し、Wi-Fiでパソコンやスマホを接続できるので、工事も不要です。

ホームルーターとモバイルルーターの通信の仕組み

引っ越し先の物件によっては、そもそも光回線の工事を許可が下りずできないこともあるので、工事不可の場合もホームルーターやモバイルWi-Fiは便利ですよ。

引っ越し後のインターネット契約に不満はある?半数近くが不満あり

インターネット契約は一度締結すると、工事費や端末代金の支払いや解約金などの問題から簡単には乗り換えられない可能性が高いです。

そのため、月々のコストやサービス内容、契約する会社の評判など細かくチェックしたうえで、慎重に回線事業者・プロバイダを選ぶことが大切です。

引っ越し後のインターネット契約について「使用感」を聞いたところ、51.9%の人が「良い(まったく不満ない)」と答えました。

しかし、「普通(不満がないことはないが、許容範囲)」が41.1%、「悪い(不満がある)」という人が7.1%と、度合いは違うものの半数近くの人が満足できていないことがわかります。

具体的に、インターネットの使用感にどのような不満を感じているのかもアンケートから調査してみましょう。

「普通」または「悪い」と回答された方に
具体的にどのような不満がありますか?(複数回答あり)
インターネット 引っ越し (2)

  • 月額利用料が高い(個人契約の方):32.4%
  • 通信速度が遅い:30.2%
  • 時間によって通信速度にムラがある:26.3%
  • つながらないことがある:24.7%
  • 部屋によって通信速度が異なる:17.2%
  • カスタマーサービスが悪い:6.9%
  • 分割で支払う設置工事代金が高い(個人契約の方):6.6%
  • その他(自由回答):4.2%

「月額料金」に対する不満は32.4%の人が感じており、契約前にしっかり調べたり比較しておくことが大事だとわかります。

また、不満に感じていることの8つの具体例の中で、速度に関することが半分の4つを占めているのも、注目したいポイントです。

インターネットはただ使えるだけでなく、スムーズに動画や画像を読み込んだり、ゲームのオンライン対戦も問題なくできる程度の速度が出ていなければ、快適とはいえませんよね。

インターネットの速度はあらかじめ公式サイトなどに「最大通信速度」が記載されていますが、実際に出る速度は最大通信速度とは異なります。

たとえば、最大通信速度下り・上り1Gbps(1,000Mpbs)のフレッツ光も、実際に出る速度は平均下り251.91Mbps、上り247.26Mbpsです。
みんなのネット回線速度調べ

また、料金や速度に関する不満以外では、「サポートセンターに電話が繋がりにくい」「不要なオプションが付帯されており、外すことができない」といった声もみられました。

次の項目では、料金や速度面で契約後に不満を感じないために、失敗せずインターネット回線を選ぶポイントを紹介しますよ。

引っ越し先のインターネット選びで失敗しない!5つのチェック項目

今回のアンケートで見えてきた引っ越し先のインターネット契約で注意したい点や不満を踏まえて、インターネットを選ぶ際に押さえておきたい5つのチェック項目を以下にまとめました!

あなたが満足のいく契約先を見つけられるよう、ひとつひとつ解説していくので、自分にとってとくに重視したいポイントはなにかを念頭に置きながら読んでくださいね。

新居で光回線の工事は可能か

インターネット回線は主に、以下の3種類にわかれています。

  • 光回線
  • ホームルーター
  • モバイルWi-Fi

3つのインターネット料金

3つのインターネット回線の中で、光回線だけが物件に有線の設備を引き込む開通工事を行わなくてはいけません。

光回線の開通工事は外壁や室内に穴を開けたり金具を取り付ける可能性もあり、持ち家なら問題ありませんが、賃貸や集合住宅は大家さんや不動産会社の許可が必須です。

また、「インターネット完備」となっているアパートやマンションへ引越す場合は、あらかじめ光回線やケーブルテレビ回線などのインターネット設備が室内に備わっています。

インターネット完備物件に引越すなら工事も不要だったり費用面も抑えられたりするので、そのまま利用するのがオススメです。

しかし、すでに導入されている回線以外の光回線を契約したい場合は、許可が得られないこともありますよ。

まずは以下のフローチャートを参考に、物件のインターネット設備を不動産会社に確認したり、工事可能か確認しましょう。

オススメのインターネット

また、インターネット回線は光回線もホームルーター、モバイルWi-Fiも引っ越し先が提供エリア内でなければ契約できません。

転居先のエリアでどの回線が利用できるのかも、あらかじめ調べておきましょう。

料金や申込窓口の比較・検討は行なったか

引っ越し後のインターネット契約で不満に思っている人も多い月額料金ですが、どうせなら安く抑えられるに越したことはありませんよね。

月額料金は契約するインターネット事業者によって大きく異なります。

また、同じ回線を契約するにしても申し込める窓口はいくつかあり、窓口によっては月額料金を大幅割引するキャンペーンやキャッシュバックなどを設けている場合がありますよ。

インターネットを安く契約するためにはまず、料金が安い事業者を探したうえで、より安く申し込める窓口を比較して決めることが重要です。

以下の記事では安くて窓口限定のキャッシュバックなども受けられるオススメの契約先を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

スマホとのセット割や工事費無料などの特典は充実しているか

契約するインターネット回線によっては、スマホとのセット割が適用される場合があります。

セット割が適用されると、携帯電話料金から毎月1台あたり最大1,100円が割り引かれ、家族間でも10~20台まで同時割引を受けられるので、月額料金を節約するために役立ちますよ。

ドコモ・ソフトバンク・auの3大キャリアスマホでセット割が適用されるインターネット回線をまとめてみました。

セット割対応表
キャリア セット割名 割引額
(1台あたり)
対応するインターネット回線
docomo
ドコモ光
セット割
最大1,100円
ドコモ光
au
auスマート
バリュー
・auひかり
・コミュファ光
・BIGLOBE光
・@TCOMヒカリ
・MEGA EGG光
・BBQ光
・ピカラ光など
auスマート
バリュー
mine
WiMAX
SoftBank
おうち割
光セット
・ソフトバンク光
・NURO光
・ソフトバンクAir
・モバレコAir

※価格は税込

また、インターネット事業者によっては公式キャンペーンとして、工事費や端末代金といった初期費用を無料にしてもらえることもあります。

たとえば、ドコモ光では開通工事費(通常最大19,800円)が完全無料になるキャンペーンを実施していますよ。

初期費用が発生する場合、月額料金に上乗せして分割払いで支払うパターンが多いので、その分「料金が高い」という不満も感じやすくなります。

引っ越し先のインターネット回線を選ぶ際には、セット割や初期費用の特典などがしっかり充実しているかも要チェックですね!

速度について実測値や口コミなどを確認したか

現在のインターネット契約で多くの人が不満を感じていた速度ですが、どの種類の回線を選ぶかによっても快適な速度が保てるかは変わります。

自宅内に開通させた回線に直接接続して使う光回線は、外部からのさまざまな影響を受けやすい無線電波を使うホームルーターやモバイルWi-Fiよりも安定した高速通信が期待できますよ。

しかし、実際にどれくらいの速度が出るのかは契約先やプロバイダ、機種などによっても異なりますので、ユーザーの口コミや実際に速度を測定した「実測値」をチェックするしか調べる方法はありません。

オススメの調べ方として、以下の2つを試してみましょう。

たとえば、X(旧Twitter)でauひかり 速度と検索すると以下のような口コミが見られます。


引用:X検索

契約している人のリアルな使用感や速度、気をつけるべきことなどは、非常に参考になりますね。

また、実際に出ている実測値を測定できるみんなのネット回線速度では、契約者が測定した結果を平均速度としてまとめており、おおむねどれくらいの速度が出るのかチェックできます。

速度結果
引用:みんなのネット回線速度

auひかりやフレッツ光、ドコモ光のようにプロバイダが選べる事業者や、WiMAXのように端末によって速度が変わる場合も、条件ごとの平均速度が表示されているので分かりやすいですよ。

速度にこだわりたい方は、しっかり実測値を確認したうえで、評判や平均速度がよい回線を選びましょう。

インターネットの速度や高速通信でオススメの契約先は以下の記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてくださいね。

契約期間や違約金は自分にあっている内容か

仕事の都合や学生で卒業後は違う場所へ行く可能性があるなど、引っ越しが多い人は次に転居することも考えながらインターネットを選びましょう。

インターネット契約には2~3年の契約期間が定められていることが多く、契約期間内の解約は高額の違約金が発生することもあります。

たとえば、auひかりを戸建てタイプで申し込み、3年契約のずっとギガ得プランで利用して契約期間に解約する場合は、以下の費用が一括請求されますよ。

違約金
16,500円
回線撤去費用
31,680円
工事費残債
60か月目までの残月×688円

※価格は税込

auひかりは開通工事費が実質無料になるキャンペーンを受けられますが、実際には完全に工事費がなくなったわけではなく、分割払いにして月額料金とあわせて請求される料金と同額を割引きし、契約者の負担は0円になっています。

しかし、工事費の残債を払いきる前に解約してしまうと、工事費実質無料キャンペーンはその時点で終了し、残りの費用を一括で支払わなくてはいけません。

auひかりの違約金と回線撤去費用あわせて48,180円のほかに、継続利用月によって工事費の残債も請求されるので、高額な解約費用になるとわかりますね。

契約期間内に解約すると違約金が発生し、高額になりがちなのは多くのインターネット事業者に共通しており、契約者が頭を悩ませる原因にもなっています。

もし、1~2年単位で引っ越す可能性があるのなら、あらかじめ契約期間のないインターネット回線や、契約期間内に解約しても違約金が安い会社を選びましょう。

短期間の利用でも解約時の負担が少ないインターネット回線をまとめたので、参考にしてくださいね。

種類 契約先
契約期間がない 光回線
モバイル回線
解約金が1,100円 モバイル回線

インターネットの引っ越し手続きは3パターン!手順を解説

引っ越しの際には、どのようなインターネットの手続きが必要?
引っ越しの際に必要なインターネットの手続きは、新居の環境や今までの契約内容によって以下の3パターンにわかれます。

継続利用・乗り換え・新規契約という3つのパターンごとに、それぞれ必要な手続きを解説します。

契約中のインターネット回線・プロバイダを引っ越し先でも利用する方法

現状のインターネット回線・プロバイダを引っ越し先でも利用したいと考えているなら、まずは新居が提供エリア内で移転可能か確認する必要があります。

新居があるエリアや建物の構造によっては継続利用ができないケースや、移転時の開通工事の許可が得られない場合もありますよ。

もし、継続利用が可能であれば、以下のとおり移転手続きが進められます。

  1. 引っ越し先で継続利用可能か契約中の事業者などに確認する
  2. 移転工事が必要なら大家や管理会社に工事の許可をとる
  3. 指定した工事日に移転工事を実施する
  4. 接続設定をして利用開始

移転ができれば解約する手間やコストもかかりませんが、、回線を移転するための工事費や手数料はかかる可能性があるため、事前にチェックしておきましょう。

事業者によっては移転に対するキャンペーンを実施しており、費用を安く抑えて引っ越しできることもありますが、あまりに移転費用が高くなりそうなら、新たな回線に乗り換えたほうがキャッシュバックや工事費無料特典が受けられてお得な場合もあります。

また、無線の電波を使うホームルーターやモバイルWi-Fiなら持ち運びが可能なので、移転する際も荷物と一緒に持って行くだけで簡単ですよ。

ただし、ホームルーターのソフトバンクAirやモバレコAir契約住所以外で利用すると強制解約の可能性もあるので、必ず住所変更を行っておきましょう。

現在の契約から引っ越し先で新たなインターネット回線・プロバイダに乗り換える方法

引っ越しに伴い、現在の契約先とは違うインターネット回線事業者に乗り換えたいときの手順は以下のとおりです。

  1. 引っ越し先で乗り換える事業者の窓口から申し込む
  2. 開通工事が必要なら大家や管理会社に工事の許可をとる
  3. 指定した工事日に開通工事を実施する
  4. 接続設定をして利用開始
  5. 開通を確認したら乗り換え前の回線を解約する

乗り換えの場合は新たな回線の開通を確認してから、現在の契約を解約するのがオススメです。

もし、乗り換えにともない高額の違約金が発生してしまう場合は、違約金負担キャンペーンを実施している以下の回線を検討してみましょう。

種類 契約先 違約金負担額
光回線 auひかり
最大50,000円
ソフトバンク光
最大100,000円
コミュファ光
全額
ホームルーター モバレコAir
最大100,000円
モバイルWi-Fi Broad WiMAX
最大40,000円

また、インターネット回線を乗り換える場合、契約内容によっては現在契約しているサービスよりコストが安くなる可能性もあります。

さらに、乗り換え・新規契約の特典として、割引やキャッシュバックを行なっている会社もあるので要チェックです。

先ほど紹介したインターネット回線を選ぶ5つのチェック項目を参考に、乗り換えでお得になる契約先を見つけてくださいね。

現在利用中のインターネット回線がなく、新たに引っ越し先で契約する方法

現状インターネットを契約していない場合や実家を出て一人暮らしを始める方など、引っ越しと同時にインターネット回線を新規契約するなら以下の手順で行いましょう。

  1. 引っ越し先で継続利用可能な事業者の窓口から申し込む
  2. 開通工事が必要なら大家や管理会社に工事の許可をとる
  3. 指定した工事日に開通工事を実施する
  4. 接続設定をして利用開始

基本的な手続きの流れは継続利用や乗り換えと同じで、回線工事の有無や契約に関するコスト、新規契約の特典などをチェックしながら、自分に合っている会社・プランを選びましょう。

【覚えておくと良い】インターネット契約に関する基礎知識

引っ越し後にインターネットを新たに契約したい方や乗り換え先を探したい方は、インターネット契約の基礎知識をしっかり理解しておくことでよりスムーズに自分にあった契約先を見つけられますよ。

今回は豆知識として、以下の用語や意味を解説します。

特にインターネット回線事業者やプロバイダに関する知識は重要性が高いので、きちんと把握しておきましょう。

インターネット回線事業者とは?

インターネット回線事業者とは、その名のとおり「インターネットに接続できる回線を提供する会社」のことです。回線の種類については、おもに光回線・ADSL・CATV・モバイル回線といったものが挙げられます。

日本国内のおもな回線事業者は、以下のとおりです。

  • NTT東日本・NTT西日本(フレッツ光)
  • So-net(NURO光)
  • ケイ・オプティコム(eo光)
  • KDDI(auひかり)
  • 中部テレコミュニケーション(コミュファ光)
  • BBIQ(BBIQ光)
  • UQコミュニケーションズ(WiMAX)

※()内の表記は提供しているサービス名です。

ほぼ全国をカバーしているNTT、地域限定でカバーしているケイ・オプティコムやBBIQ、無線回線を提供しているUQコミュニケーションズなど、回線事業者によって対応エリアやサービスがそれぞれ異なります。

プロバイダとは?

プロバイダとは、インターネット回線をインターネットにつなげてくれる「接続事業者」を指します。


引用:フレッツ光東日本 プロバイダとは

日本国内では、回線事業者よりプロバイダのほうが多く、知名度があまり高くない小規模な会社も含めると、その数は膨大です。

おもなプロバイダを挙げるだけでも、以下のように列挙できます。

  • OCN
  • BIGLOBE
  • So-net
  • @nifty
  • @TCOM
  • 楽天コミュニケーションズ
  • GMOとくとくBB
  • エディオンネット
  • DTI
  • NTTぷらら

なお、回線事業者によっては、プロバイダが固定されるケースもあります。

フレッツ光と同じ回線や設備を借り受けて、有名プロバイダが事業者となりサービスを提供している光コラボでは、So-net光プラスやOCN光、BIGLOBE光など自社のプロバイダとの一体型光回線も多いですよ。

プロバイダが固定されると選択肢がなく、プロバイダに不満があればもれなく回線事業者も解約しなくてはいけませんが、インターネット料金にプロバイダ料金が含まれているため安く利用できたり、問合せがワンストップで便利などメリットも多いですよ。

プロバイダとの契約は必要?

インターネットを利用するためには、インターネット回線事業者とプロバイダの両方と契約する必要があります。

新居にインターネット回線が引かれていてもプロバイダとの契約ができていない限り、インターネットをつなぐことはできません。

ただし、多くの光回線がプロバイダとの一体型になっており、申込みをした時点でプロバイダ契約も一緒に済んでいる場合が多いので、特に気にする必要はありませんよ。

プロバイダについては、以下の記事でもくわしく解説しているので参考にしてくださいね。

また、ホームルーターやモバイルWi-Fiは基本的にサービスの契約だけでプロバイダ契約は必要ありませんよ。

まとめ

今回、Think(シンク)株式会社が2021年1月に実施したアンケートを結果をもとに、引っ越し時のインターネット契約に関するリアルな声や多くの人が困ったと感じるポイント、注意点などを解説しました。

引っ越し時のインターネット契約に関するアンケート調査をまとめると、以下の点が見えてきましたよ。

引っ越しをする場合、新居に対応した回線事業者・プロバイダや必要な手続きなどを事前に確認しておかないと、インターネットを利用できない期間が発生してしまう可能性があります。

特に引っ越しシーズンは工事の予約が埋まることも多いため、早めのタイミングで手続きをしておくと、新居でもスムーズに利用開始できるでしょう。

引っ越し先でのインターネットを選ぶポイントとして、失敗しないための5つのチェック項目を紹介しました。

引っ越し後のインターネット契約で不満を感じている人の多くは料金や速度に悩んでいることがアンケートからわかったので、しっかりと納得したうえで契約先を決められるよう上記を参考にしてくださいね。

また、実際にインターネットの引っ越しをする際には、以下の3つのパターンによって手順が少し異なります。

まずは引っ越し先の提供エリアや工事可能かを確認し、自分のパターンはどれか理解した上で、手続きを進めてくださいね!

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この記事を書いた人

月間60万人が訪れるインターネット総合情報サイト「わたしのネット」編集部です。わかりやすいコンテンツを評価していただき、大手総合ニュースサイトの「マイナビニュース」や人気雑誌のWebメディア「GetNavi web」など多くのメディア様で記事を執筆しています!KUSANAGIをはじめとするインターネットサーバー会社のプライム・ストラテジー監修のもと皆さんにとって分かりやすいコンテンツを提供いたします!

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