【秒で仕留める】FXのスキャルピングとは？いくら稼げるか回答します

「FXのスキャルピングってどんなスタイル？」

「初心者でもスキャルピングで稼ぐことは可能？」

「初心者でもできるスキャルピング手法が知りたい」

といった悩みを解消できます。

FXをはじめてみたものの、自分にあった手法が見つけられずに行き詰まる方も多いでしょう。

そんなときは数分以内でポジションを決済して、細かい利益を積み重ねるスキャルピングをやってみましょう。

今回はスキャルピングの特徴やメリット・デメリット、初心者でもできる取引手法をわかりやすくお伝えします。

他のトレードスタイルで上手くいかなくても、小さな利益を重ねて資金をコツコツ増やす手法がわかるのでぜひ最後までチェックしてくださいね！

FXのスキャルピングとは？

FXのスキャルピングとは、数秒から数分で取引を終えるするトレードスタイルです。

1回当たり数pipsの小さな利益を何度も積み重ねて、大きな利益を狙います。

FXには大きく4つのトレードスタイルがありますが、その中で最もエントリーから決済までの時間が短い手法です。

短期的にトレードを終えるので、忙しい会社員や主婦のスキマ時間を使って始められるのが魅力です

他トレードスタイルとの違い

スキャルピングを他のトレードスタイルと比べてみましょう。

トレード期間が長いほど取引回数が減り、狙う利幅が大きくなる傾向があります。

• 取引をたくさん経験したい人　→　スキャルピングで効率的に稼ぐ
• 仕事が忙しくFXの時間が取れない人　→　長期トレードでゆったり運用

など、目的やライフスタイルに合わせてトレードスタイルを選ぶといいですよ。

スキャルピングのメリット

短期で取引を終えるスキャルピングには3つのメリットがあります。

短期売買ならではの魅力をひとつずつ確認してみましょう。

結果がすぐにわかる

ひとつ目のメリットは結果がすぐにわかる点です。

スキャルピングは数秒～数分で取引を終える取引だからです。

結果が早く出ればトレードの問題点を分析して、利益を出しやすい取引を再現しやすくなります。

また、利益を再投資して取引量を増やせば利益が増えるスピードが上がり、資金効率がどんどんアップします。

損失時の値幅が小さい

スキャルピングは失敗しても損失を抑えられます。

数秒～数分の小さな値動きを狙う手法なので、大きな値動きに巻き込まれにくいからです。

狙う利益はコツコツと積み上げ、予測が外れればすぐに損切りして次なるチャンスを待つのがスキャルピングです。

大暴落に巻き込まれにくい

スキャルピングは大暴落に巻き込まれにくいです。

なぜなら、スキャルピングは長くても数分以内にポジションを決済するからです。

ポジションの保有期間が短いため、大暴落だけでなく為替変動リスクにさらされる時間を短くできるメリットもあります。

スイングトレードや長期トレードはポジションの保有期間が長いので、リーマンショックや為替介入など相場の急変にあう確率が高くなります。

スキャルピングのデメリット

スキャルピングにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

利益に関わる大切な情報なので、デメリットを知って対策していきましょう。

スプレッドの影響が大きい

スキャルピングは取引回数が多いので、スプレッドの影響による取引コストが多くかかります。

1回あたりは少額の取引コストも、積みあがると利益を圧迫するので注意が必要です。

1回あたり1000通貨で1年間取引した場合のコストを計算してみましょう。

	スプレッド 0.2銭	スプレッド 1.0銭
1回	2円	10円
1日　10回	20円	100円
1か月　200回	400円	2,000円
1年　2,400回	4,800円	24,000円

コストを抑えるためにもスプレッドが狭いFX会社・通貨ペアを選びましょう。

即決できる判断力が必要

2つ目のデメリットは一瞬で相場の方向性を判断するスキルが求められる点です。

なぜなら、スキャルピングで判断が遅れると損失の拡大につながるからです。

よくある失敗例として、予測が外れたにもかかわらず損切りせずにズルズルと判断を先延ばしにしてしまうケースがあります。

損失がでても感情に流されずに淡々と取引を繰り返す判断力が大切です。

スリッページのリスクが高い

スキャルピングは数pipsの小さな利幅を狙うので、スリッページによる利益への影響は大きいです。

例えば1回5pipsの利幅を狙う場合、0.4pipsのスリッページなら5-0.4＝4.6pipsの利益は確保できます。

一方、100pipsのスリッページが発生すると100-5＝95pipsの損失です。

重要な指数発表時で相場が荒れているとスリッページが発生しやすく、損失が出やすいのでトレードは避けましょう。

スキャルでいくら稼げるのか

スキャルピングで稼げる金額は1回数pipsです。

数pipsでいくら稼げるかは取引量によって決まるので、いくつかシミュレーションしてみましょう。

取引数量	1000通貨	1万通貨	10万通貨
1回　1pips利益	10円	100円	1,000円
1日　10pips利益	100円	1000円	10,000円
1か月　200pips利益	2,000円	20,000円	200,000円
1年　2,400pips利益	24,000円	240,000円	2,400,000円

少額だと1日に稼げる金額は大きくないので、スキルと経験を積みながら少しずつ取引数量を増やしていきましょう。

スキャルピングが向いている人の特徴

スキャルピングが向いている人の特徴は次の3つです。

• 集中力がある
• 感情的にならない
• トレード経験を積みたい

スキャルピングで稼ぐには一瞬のチャンスを逃さず取引できる集中力や、思うように利益が出なくても淡々と取引を続けられる冷静さが求められます。

また、取引回数が多いので、トレード経験を積んでFXのスキルを磨きたい人にもオススメです。

超重要！有利にスキャルピングをするための会社選びのコツ

スキャルピングを有利に行えるFX会社選びのコツを3つ紹介します。

FX会社選びは利益に直結する重要ポイントなので、スキャルピングで稼ぎたい人はこだわっていきましょう。

スプレッドが狭い会社を選ぶ

ひとつ目のコツはスプレッドの狭い会社を選ぶことです。

スキャルピングは取引回数が多いため、スプレッドが0.1銭違うだけで利益に大きな差がでます。

例えばスプレッド1.0銭と0.2銭で1万通貨を100回取引したコストを比べてみましょう。

【スプレッド0.2銭】
・1万通貨×0.2銭×100回＝2,000円

【スプレッド1.0銭】
・1万通貨×1.0銭×100回＝1万円

FX会社選びに気を付けるだけで8,000円もコストを浮かせるのは大きいですね！

取引ツールが使いやすいFX会社を選ぶ

2つ目のチェックポイントは取引ツールの使いやすさです。

その理由はスキャルピングで利益を出すには素早い操作が求められるからです。

操作しにくいツールだとチャンスを逃したり、損切りが遅れて損失が拡大する恐れがあります。

ツールの操作性はデモトレードで体験ができるので、積極的に利用しましょう。

スキャルピングを禁止していないFX会社を選ぶ

FX会社によっては短期の売買を推奨していない会社もあります。

なぜなら、スキャルピングはFX会社にとっては負担がかかる取引手法だからです。

短時間で大量の注文が繰り返されると、サーバーへの負荷が大きくなり他の顧客の不利益につながりかねません。

スキャルピング公認を明言しているヒロセ通商やJFXなら、安心して大量の取引を注文できますよ。

スキャルピングにおすすめ！低スプレッドのFX会社3選

スキャルピングは基本的に禁止されていない！

スキャルピングは基本的にどのFX会社でも禁止されていません。

実際にFX会社8社に確認したところ、禁止していないとの回答がありました。

しかし自動売買ツールを使ったり、短時間に多くの注文を行う、億単位の注文などはシステムに影響するため、取引を制限されたり口座を凍結される可能性があるようです。

個人トレーダーが普通に取引していれば問題ないので安心してくださいね。

初心者でもできる！シンプルなスキャルピング3手法まとめ

初心者でもやりやすいシンプルなスキャルピング手法を3つ紹介します。

短時間で試せるので、これからスキャルピングを始める方も試してみてくださいね。

ブレイクを狙う

レジスタンスライン・サポートラインのブレイクに乗ってエントリーする手法です。

レジサポラインは投資家にとって心理的な節目になり、その付近は注文が集中して値動きが活発になります。

ブレイク（ローソク足がレジサポラインを超える）が起こると、ブレイクした方向に値が伸びやすい特徴を利用して利益を狙います。

1. レジスタンス又はサポートラインを引く
2. ブレイクを確認後即エントリー
3. 想定と違う動きなら即損切り、利確は10pipsを目安

移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロス

2つ目は移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスを利用する手法です。

移動平均線は過去の一定期間のレートから平均的な値動きがわかるテクニカル指標で、3本線の傾きや位置関係から値動きを予測します。

短期線が長期線を上に抜ける「ゴールデンクロス」が生じたら、上昇の可能性が高まるので買いエントリーしましょう。

一方、短期線が長期線を下に抜ける「デッドクロス」が生じたら、下落の可能性が高まるので売りエントリーです。

1. 移動平均線の設定：短期線5、長期線20
2. 短期戦が長期戦をクロスしたらエントリー
3. 想定と違う動きなら即損切り、利確は10pipsを目安

トレンドの押し目・戻り目を狙う

トレンドの押し目・戻り目を狙う手法もあります。

押し目とは、上昇トレンドでローソク足がサポートライン付近まで下がったポイントを指し、サポートラインに支えられる形で上昇しやすいタイミングです。

そのため、押し目で買いエントリーをすれば利益を出しやすくなります。

一方戻り目は、下降トレンドでローソク足がレジスタンスライン付近まで上がったポイントを指し、レジスタンスラインに抑えられて下落しやすいタイミングです。

戻り目では売りエントリーして利益を狙いましょう。

1. トレンドラインを引く
2. 押し目・戻り目を確認後即エントリー
3. 想定と違う動きなら即損切り、利確は10pipsを目安

スキャルピングの注意点

スキャルピングをする際の注意点は次の3つです。

コツコツ貯めた大切な利益を一瞬で失う恐れがあるので、必ず守ってくださいね！

レバレッジをかけ過ぎない

レバレッジのかけすぎには注意しましょう。

レバレッジが高いとロスカットされるリスクが上がるからです。

特に重要な経済指標発表時には短時間でも大きな値動きをするので、高いレバレッジで取引するとスキャルピングでもロスカットされる危険性があります。

取引に慣れるまではレバレッジを3倍までに抑えておき、ゆとりある運用を心がけましょう。

相場が荒れてる時は取引をひかえる

相場が荒れている時はスキャルピングをひかえた方がいいです。

値動きを予測しにくい局面で取引すると損失を出しやすいからです。

最近では11月9日の米国CPIの発表直後に米ドル/円は急落し1日で6円も値を動かしました。

相場が荒れているとチャンスが多いのではと錯覚しがちですが、不確定要素も多くあるので、相場が落ち着くまで待つのが安全です。

損切りと利益確定ラインを決めておく

損切りと利益確定の基準を決めておきましょう。

事前に決めておけば決済のとき判断に迷わず、スムーズに取引できます。

決済ルールを決めずにスキャルピングすると判断が遅れて、利益を逃したり大損する原因になります。

【IFO注文】
エントリー・利確・決済の3つの注文を同時に出せるので、エントリー後に決済レートに迷う人や、注文を一度で済ませたい人にオススメ！

まとめ

FXのスキャルピングは数分以内に決済する超短期取引で、集中力やツールの操作に自信がある人や取引経験をたくさん積みたい人にオススメの手法です。

スキャルピングの収益性を高めるには「スプレッドが狭い」「スキャルピング公認」「ツールの操作性」の3つを意識してFX会社を選びましょう。

最後にもう一度、内容のおさらいです。

相場の方向性を瞬時に判断したり、素早いツールの操作が必要なので初心者には難しい手法ですが、短時間でたくさん経験を積めるメリットがあります。

無料のデモトレードを利用すればノーリスクで取引を練習できます。

最後までお読み頂きありがとうございました！

スキャルピングに関するよくある質問

スキャルピングに関するよくある質問をお金の教室編集部がまとめました。

スキャルピングで稼ぐコツは？

スキャルピングで稼ぐコツは、スプレッド幅がせまくツールが使いやすいFX業者を利用して取引することです。

>> スキャルピングにおすすめのFX会社をみる

スキャルピングは禁止されている？

スキャルピングはFX業者のサーバーに大きな負荷をかけます。サーバーに大きな負荷がかかると約定力が下がって注文が通らないなど、他のトレーダーの取引にも影響が出てしまいます。ただ実際にFX会社8社に確認したところ「スキャルピングを禁止していない」との回答がありました。

またヒロセ通商とJFXはスキャルピングを公認しています。

>> スキャルピングが禁止されているか確認する

スキャルピングで注意すべきことは？

・レバレッジをかけ過ぎない
・相場が荒れてる時は取引をひかえる
・損切りと利益確定ラインを決めておく

>> スキャルピングの注意点をくわしくみる