~セキュリティ、コンプライアンス、運用体制など、Web運用に必要な管理項目を網羅し、企業のWeb信頼性の向上を支援~
プライム・ストラテジー株式会社(代表取締役社長 吉政 忠志、本社所在地:東京都千代田区、以下「プライム・ストラテジー」)は、企業のWebサイト運営における課題に対応するために、Webガバナンスガイドライン(β版)を策定・公開したことをお知らせします。
Webガバナンスガイドライン策定の背景
Webサイトの普及と乱立
Webを通じた情報発信や情報取得は一般的なものとなっています。ほとんどの企業がWebサイトを複数所有し、その種類も多様です。実際に、BtoB商材では、購買関与者のうち4割前後が、取引先候補の営業担当者と接触する前に、1~2社に候補を絞り込んでいるというデータがあり(※1)、BtoC商材でも2022年のBtoC-EC市場規模が13兆9997億円(前年比5.37%増)(※2)ということでWebによる購買選択の傾向が強まっており、価値が高まっている状況です。
(※1)https://dentsu-ho.com/articles/8351
(※2)https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831002/20230831002-1.pdf
しかし、企業ではWebサイトが乱立する傾向にあり、それぞれの管理や運営ができていない状況があります。この状況が続くと、正確に自社のWebサイトを把握できない、責任の所在が不明確、セキュリティ対応が不十分、余分なコストの発生、といった多くの問題が発生してしまいます。
そこで、企業や組織でこれらの問題を解消するためのガバナンス作りのガイドとなるWebガバナンスガイドラインを策定いたしました。
ガイドラインの主な内容
Webガバナンスガイドラインは、総ページ数55ページ、第1部~第3部の3つで構成されています。

第1部からご利用いただくことで、Webガバナンスの基礎から理解でき、第3部の具体的な対応に進めるような構成としております。また、Webガバナンスにおいて特に気をつける必要のあるWebセキュリティについては、第2部として重点的に取り上げています。更に、実践しやすいチェックリストを別紙として用意しております。
【Webガバナンスガイドラインの目次】
はじめに
- 本ガイドラインの対象
- 本ガイドラインの全体構成
- 本ガイドラインの活用方法
- 本ガイドラインの著作権と引用について
第1部 Webガバナンスの基本
- Webサイトの普及と傾向
- Webサイト増加による問題
- Webガバナンス未整備による不利益
- Webガバナンスの定義と目的
- Webガバナンスの基本プロセス
- Webガバナンスにおける企業の法的責任
第2部 Webセキュリティ
- 情報セキュリティ5か条
- Webガバナンス未整備で発生しうるセキュリティリスク
- 押さえておくべきWebサイトへの脅威
- Webセキュリティのポイント
第3部 Webガバナンス強化への取り組み
- Webガバナンスはできるところから始める
- セキュリティ強化
- ユーザー体験/ブランディングと品質
- コンプライアンス対応
- 効率的な運用
- 一貫性の確保
本ガイドラインに関する参考情報
本ガイドラインで用いている主な用語の説明
終わりに
本ガイドラインは、以下の執筆者と協力で制作されています。
- 執筆:穂苅智哉(プライム・ストラテジー株式会社 マーケティング室 室長)
- 監修:徳丸浩(EGセキュアソリューションズ株式会社 取締役CTO)
- 協力:齋藤 智樹(ゼノクリース合同会社 代表)
執筆者コメント
プライム・ストラテジー株式会社 マーケティング室 室長 穂苅智哉
「この度、プライム・ストラテジー株式会社として「Webガバナンスガイドライン」を作成いたしました。Webサイトはどの企業や団体でも必須のものですが、Webサイトが増えていくことによる多くの問題も顕在化しています。本ガイドラインはWebガバナンスの基本や手法を体系的にまとめていますので、多くの方に見ていただき、ブラッシュアップしていきたいと考えています。」
対象・利用メリット
Webガバナンスに課題や興味関心のある企業や団体の方を対象読者としておりますが、Webサイトを多く持ちWebに複数部署が関与する中~大規模企業や団体の方が主な対象読者となります。
本ガイドラインの活用にあたり、事前にWebガバナンスやWebセキュリティへの実績や経験は必要ありません。本ガイドラインにより、事業の特徴に応じたWebガバナンスの対策を段階的に、網羅的に進めていくことができます。
皆様の企業や組織の関係者が等しく基本の知識をこのガイドラインをもとに共有している状態を目指していただくことをおすすめします。
今後の展望と提供方法
Webガバナンスガイドラインは、希望者にPDF形式で無料配布をいたします。ご希望の方は、以下のフォームに必要事項をご記入の上、送信下さい。https://t1sfq.share.hsforms.com/2EoYBIUxmQbym8kVycTooaQ
Webガバナンス、Webガバナンスガイドラインに関するオンラインセミナーを開催いたします。Webガバナンスガイドラインの内容を中心にポイントや注意事項などをお伝えする内容となります。ご参加希望の方は、以下のリンクよりお申し込みください。
https://enterprise-wordpress.doorkeeper.jp/events/185420
KUSANAGIについて
超高速CMS実行環境「KUSANAGI」は、プライム・ストラテジーが開発・提供する、WordPressをはじめとするCMSを高速・セキュアに動かすための、リナックスベースの「構成(チューニング)済みサーバOS」(仮想マシンイメージ)です。KUSANAGIは世界37カ国203リージョン、国内外の主要な28プラットフォームでご利用可能です。
詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。
https://kusanagi.tokyo
プライム・ストラテジーについて
プライム・ストラテジーは「すべてはエンタープライズOSSエコシステム発展のために」を企業理念にかかげ、社会的課題をテクノロジー中心の仕組みにより解決し、社会的価値を創造することを目指しています。
Web高速化ソリューション「KUSANAGI Stack」を開発、主要クラウド等から提供するほか、WordPressをはじめとするCMS、およびサーバの保守管理を一貫体制で提供するフルマネージド型のサポートサービス「KUSANAGIマネージドサービス」やクラウドインテグレーションサービス、ライセンスの各サービスを提供しています。
【会社概要】
社名 | プライム・ストラテジー株式会社 (東証スタンダード 証券コード:5250) |
本社 | 東京都千代田区一番町8番地 住友不動産一番町ビル1階 |
代表者 | 代表取締役社長 吉政 忠志 |
資本金 | 451,434千円(2025年2月28日時点) |
事業内容 | KUSANAGI Stack事業 ・マネージドサービス ・クラウドインテグレーションサービス ・ライセンス KUSANAGI Stackの開発と提供 ・超高速CMS実行環境「KUSANAGI」 ・高速化エンジン「WEXAL® Page Speed Technology®」 ・戦略AI「ONIMARU® David」 |
URL | https://www.prime-strategy.co.jp/ |
本件に関するお問い合わせ
プライム・ストラテジー株式会社 広報担当 穂苅までお寄せください。
お問い合わせ:https://www.prime-strategy.co.jp/contact-us/
TEL:03-6551-2995(代表) / FAX:03-6551-2941
※本プレスリリースに記載されている社名、製品名などは、各社の登録商標または商標です。