純国産ERP「GRANDIT」を牽引する商社向けERPのトップベンダーである日商エレクトロニクス
日商エレクトロニクス株式会社は、海外現地法人と双日グループのネットワークを活用し、世界中から最先端のICT技術を発掘してきた。その目利き力と経験によって裏打ちされた技術力を駆使し、日本企業のニーズに合わせたソリューションやサービスを提供している。そのため、同社はそれぞれの時代を先取りする技術やシステムをいち早く取り入れ、新しい市場を切り開くことができるのだ。そんなトップベンダーとしての同社が力を入れている商社・流通・卸・IT業界向けのERPが「GRANDIT(グランディット)」だ。本製品の立ち上げ時から開発に参画し、標準機能の強化に貢献してきたが、今では純国産Web-ERPとして、高いシェアを誇っている製品だ。同社は数多くの導入実績から得た、業務に共通する要件や経験を活かし、「GIRANDIT」ベースの商社向けクラウドERPや、IT企業向けクラウドERPのサービスを展開している。
独立したサイトを構築し、高速マーケティングを展開したい
商社向けERPのトップベンダーである同社は、事例やコラム、毎月1回以上のセミナーを開催するなど、情報を発信する機会が多い。しかし、以前のサイトは更新方法が難しく、特定の担当者しか更新ができなかったという。また、デザインの制限が多く、デザインの修正をする場合は1か月以上も時間がかかってしまうことがあったため、せっかく情報発信する機会があっても、二の足を踏んでしまうことが多々あったという。
当該事業の事業責任者であった、日商エレクトロニクス株式会社 エンタープライズ部門 エンタープライズソリューション統括本部 本部長 小北 洋史氏は(以下小北氏)は当時のことを次のようにコメントしている。“以前から、最新のCMSを活用して、誰でも更新ができ、デザインの変更も柔軟に行えるWeb環境を構築したいと考えていました。また、独自のサイトを構築し、以前から実施してみたかった高速なマーケティングを展開したいと考えていました。”
迅速なイベントレポートの掲載と、素早いフォローアップが可能に
そうした課題を解決すべく、採用したのはWordPress+「KUSANAGI」の構成だ。日商エレクトロニクス株式会社 エンタープライズ部門 エンタープライズ事業本部 第三営業部 課長の中野勇氏(以下中野氏)は次のようにコメントしている。“WordPressはある程度のITリテラシーがある担当者であれば、容易にコンテンツを更新できるのが魅力です。現在、毎月「GRANDIT」のハンズオンセミナーを実施し、半期から四半期に一度は東京と大阪で著名人を招いたセミナーを開催しています。左図のようなイベントレポートも簡単に作れるため、フォローアップも迅速に行えるようになりました。”
IoT、AI、RPAなどの最新情報をいち早く発信したい
ERPはある程度の企業規模であれば、ほとんどの企業が導入している基幹システムであるが、それ故に競合も多い。また、同分野ではIoTやAI、RPAなどの新しい技術が市場で注目されており、今後数年間で大きく形を変えていくソリューションでもある。業界をリードする同社は、いち早く最新の技術動向をお客様に紹介し、お客様の業務改革の支援を行う必要がある。また、それらのコンテンツをより多くのお客様に見てもらうためにも、SEO効果も重視していたという。実際、「KUSANAGI」の採用後、同サイトが重点キーワードとしている検索キーワードの順位は想像以上に上昇したという。
小北氏は次のようにコメントしている。“より多くのお客様にコンテンツを見てもらうために、検索順位を上げやすい環境を考えていました。その様な時に、以前よりマーケティング支援をいただいていた吉政創成株式会社より超高速実行環境「KUSANAGI」を活用すれば検索順位が上がりやすいとの提案があり採用しました。”
「GRANDIT」事業のサイトであるからこそ、安定したWeb環境を
OSSの実行環境である「KUSANAGI」はノンサポートでも利用できるが、公式サポートを利用することで、手厚い保守サポートを受けられるのが魅力だ。用途に合わせて保守を活用するのが、投資対効果が高いOSSの活用方法だと考える。同社の「ERP事例サイト」では、サポートを利用したことで、以前のサイトと比べ、操作性の向上と高速化に加え、構築・運用コストが大幅に削減することができたのだ。これはOSS活用の成功事例だといえる。
中野氏はこのことを次のようにコメントしている。“ERPの導入を検討されるお客様は、ある程度の企業規模であることが多いです。そのようなお客様が閲覧するサイトであれば、超高速、且つ、安定的な運営ができるサイトが良いと考え、「KUSANAGI公式サポートサービス」を採用しました。結果、環境は改善し、コスト削減という大きな効果が現れ、よかったと思います。”
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