セガグループの製品・サービスの情報がわかる「セガ製品情報サイト」
セガグループは、コンシューマ事業、アミューズメント機器事業、トイ・映像事業、アミューズメント施設事業など、幅広いエンタテインメント事業を手掛けている。「UFOキャッチャー」や「プリクラ」から「ソニック」や「ぷよぷよ」など、同社が提供してきた数々のゲームに夢中になって遊んだという記憶がある人は多いだろう。
エンタテインメント業界を取り巻く環境は目まぐるしく変化しており、近年ではその変化のスピードは速くなる一方だ。同グループでは、そうした環境下であっても市場環境の変化や顧客のニーズにいち早く反応し成長するとともに、グループシナジーによる新しい価値の創出にも積極的に挑戦し続けている。
そんなセガグループの経営管理及びそれに附帯する業務を担うのが株式会社セガホールディングスだ。同社はグループの窓口として、広報部門から各社事業の情報やコーポレートに関する情報の発信を行っている。セガ製品情報サイトも同社が運営しているものの一つで、グループ会社が提供する製品・サービスが掲載されており、セガグループのネット上の玄関口として重要な役割を果たしているのだ。
サイトの更新に2時間…更新頻度が多いからこそ負担
セガグループのさまざまな製品情報が画像と共に紹介されているため、サイトの情報量は膨大だ。また日々のリリースが発信されるたびにページが追加されていくため、サイトの更新頻度は高く、話題の情報が掲載されるとアクセスが急増することもある。
同サイトのCMSにはWordPressが採用されており、状況に応じた改修を行ってきた。また、Webサイトの安全性を高める目的で、動的コンテンツを静的HTMLに自動変換するプラグインStaticPressを併せて利用している。
こうした背景が積み重なった結果、最近になって動作が極端に遅くなり、更新に2時間かかることもある上、エラーになることも出てきた。これに危機感を覚えた同社は、これを解決すべく、急きょ解決策の検討を行うことにした。社長室 広報部 Webデザイン課 課長 牛尾 行伸氏は当時をこう振り返る。
「静的化を行うツールを変更する方法も候補に挙がりましたが、それよりも『KUSANAGI』の方が根本的な解決をして頂けるというか、サーバそのものを含めて管理していただけるというスタイルだったので、こちらのほうがいいなと思いました。社内にも保守体制はありますが、WordPressのスキル面が非常に高いなと感じたので、任せたら安全で適切な対応をとってもらもらえそうな印象でした。実際、遅い原因の一つがWordPressの作りによるものだということで、ボトルネックになっているところをパッと見つけて、速くなる方法を契約前なのに提案してくれました。」
更新速度が改善され、負荷が下がった
こうして、WordPressの知識と経験、サポート、サーバ管理といった点を評価され、「KUSANAGI」の採用が決まり、導入作業をスタートさせた。同サイトには、複雑な仕組みも存在しているため、エンジニアによる様々な調整が必要となったが、最終的には古いバージョンのままだったミドルウェアを新しくするなど、全体的に刷新を行って移設が完了した。
導入後、サイトの更新速度は無事改善されたのだろうか。牛尾氏はそれについてこう語った。
「サイトの静的化スピードは格段に向上しました。更新に2時間かかるのはとても負担だったので、助かります。また静的化した公開サイトのページ遷移のスピードも上がりました。ページがサクサク表示されるのでうれしかったですね(笑。」
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顧客に合わせた柔軟なサポート体制を評価、継続へ期待
最後に今後についてと、プライム・ストラテジーへの評価について聞いてみたところ、次のように答えてくれた。
「今後は、ベンダー含めた3社で集まって、役割分担を話し合って対応を決め、連携をとっていかないといけません。ベンダーで気づかない部分を提案頂けると思いますので、それぞれの業務領域の策定など、これからの運営に関しての相談をしていきます。旧サーバで不便だったところを使いやすいようにして欲しいという要望もあります。弊社の運営や環境に合わせた柔軟なサポートを行って頂いていると感じています。今後も様々な課題が発生するかもしれませんが、今までのように型にはまらない柔軟なサポートを期待しています。」
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