パナソニックが10代〜20代の若者をターゲットにくらしについて正面から取り上げたメディアサイト『q&d』
パナソニックといえば、日本中、世界中の人達にとって馴染みのあるブランドだ。大手電機メーカーとして、エアコン、洗濯機、白物家電など私達の生活にとって必要不可欠な商品だけでなく、住宅設備器具や車載用のリチウムイオン電池など幅広い分野で知られている。
その中で、パナソニックのブランド部門によって2021年10月からスタートしたのが、ライフスタイルメディアサイトである『q&d』だ。現在はパナソニック社員を中心に、インターンシップの学生なども含む多様な編集員で運営を進めている。
コーポレート・コミュニケーションセンター コミュニケーションプランニング室 コンテンツ企画課 の松島氏は『q&d』についてこう語っている。
「始まりは、パナソニックが社会にとってどういう立ち位置かを考えていたところからでした。パナソニックは人々の生活、くらしに密着した製品を作り続けているというところで多く認知していただいていると思いますが、現代ではくらしが多様化してきています。10代や20代の若者が、くらしについてどのように考えているのかをパナソニックが提起していくことはとても意味のあることだと考えました。自分がどういうくらしや生き方をしていきたいかという問い(question)を対話(dialogue)を通して考えていくということ、そしてその自分らしいくらしの中にパナソニックが寄り添えることを考えて『q&d』は始まりました。ユーザーの方からは、サイトのコンセプトが面白いと言っていただくことも増えてきましたね。」
また、『q&d』のサイト分析などを行っている原氏はこのように語っている。
「まだまだ若いサイトですが、特徴的なコンセプトやSNS、広告などによって順調にページビューは増えてきています。この『q&d』ではメンバーで考えた”これからのくらしを考える11の視点”をもとにして多様な角度からくらしについての発信を行うことで、読者の方が考える良いきっかけを作れたらと思っています。」
WordPressでの運用に伴い安定性・セキュリティ・高速化を満たすKUSANAGIを採用
『q&d』としてWebサイトを作る際に、更新性などの使い勝手の良さからWordPressを利用することになった。しかし、WordPressを使う以上セキュリティへの対応や安定的に稼働し続けられること、そしてスマートフォンからの閲覧を見越した高速な表示が必須条件となった。『q&d』のメンバーは別プロジェクトにてWebサイト運営の支援を担当していたアンダーワークス社に相談し、WordPressのセキュリティ対策に万全を期すこととサーバ側の安定稼働、高速化という条件からプライム・ストラテジーよりKUSANAGIを提案した。
『q&d』においてサイトのプロジェクトの進行管理を担当したアンダーワークスの高橋氏はこのように語っている。
「WordPressでセキュリティと安定稼働、そして高速化という条件であれば大手企業や官公庁の実績も豊富なプライム・ストラテジー社のKUSANAGIがいいなと思いました。『q&d』のターゲットが10代から20代の若者のためスマートフォンでの閲覧が多くなるという想定がありました。スマートフォンの場合は特にWebサイトの表示が遅いと閲覧されずに離脱ということも発生しやすいため、KUSANAGIの強みの1つである高速化は必須だと考えました。そこで、プライム・ストラテジー社に相談して保守運用を含めて依頼できないかという話を進めていきました。」
KUSANAGIの利用でスマートフォンからも高速な閲覧と十分なセキュリティ対策を実現
サイト公開のタイミングからKUSANAGIのサーバとKUSANAGIサポートサービスをご利用いただいたことで、懸念していたスマートフォンでの閲覧時の表示速度とセキュリティに関しても問題なく実現ができている。
実際にサイト公開後の運用について、アンダーワークスの高橋氏はこのように語っている。
「まずはサイトの表示がとても速いと感じました。デザインにもこだわっているサイトなので表示遅延を懸念しておりましたが、実際にスマートフォンで閲覧してみてもとても高速なため離脱が発生する心配も無いなと思いました。まさにサクサクです。
また、セキュリティに関してもKUSANAGI導入時にパナソニック様からのセキュリティチェックでも大きな懸念点も発生しませんでした。実はローンチ後にミドルウェアの脆弱性の発見がリリース、対策が必要になったことがありました。新たな脆弱性が発見されること自体はOSSのWordPressとKUSANAGIを利用する上で想定はしていたことでしたが、その際もプライム・ストラテジー社で迅速なご連絡とご対応を頂き、対策も実施できたため安定した運用が実現できています。」
今後はより若者への認知向上と対話を重視したサイトにしていきたい
公開されてからまだ1年経っていない中ではあるが、『q&d』という個性的なサイトはどんどん取組みを加速させてより多くのユーザーにとって価値のあるサイトとして成長していく予定である。
今後の『q&d』について、松島氏はこのように語ってくれた。
「10代〜20代の若年層に向けて、問いと対話ということでサイトを運用していますが、まだまだこの層の皆さんの中での『q&d』の認知はこれからだと思っています。『q&d』をより多くの方に知っていただき、”私達のくらしにパナソニックは必要だよね”と思ってもらえるような運営を続けていきたいと思っています。」
様々な気づきが得られるこの『q&d』というサイト、ぜひ一度訪問してみてはいかがだろうか。
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