国内最大級のライブエンタメユーザーのデータを活用したマーケティングソリューションを展開する ぴあ朝日ネクストスコープ社の「PIA Data Marketing Solutions」
ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社(以下、PANX)は、音楽やスポーツといったイベント等のチケット販売で有名なぴあ株式会社のデジタルメディアとデータマーケティング事業を2022年3月に分社化した後、株式会社朝日新聞社、日本アジア投資株式会社の出資を受け、双方の強みを用い強化することで2022年10月に誕生。
「ぴあ会員」約1,750万人の会員データ、年間7,500万枚を超えるチケット購買データ、メディア、パートナーデータ等を活用し、広告・ターゲティング、マーケティング戦略、分析などのソリューションである、 PIA DMPを提供している。
ここから、広告アプローチを行うPIA DSPやPIA DMP SNS Ads、PIA Segments、PIA DMP Caleidoといったデータソリューション、ウレぴあ総研というデジタルメディアも展開しており、その情報を掲載しているのが「PIA Data Marketing Solutions」サイトである。
「PIA Data Marketing Solutions」について担当の廣瀬氏は、このように語る。
「PANXは、データマーケティングを中心に、デジタル広告やメディアやサービスを提供する会社です。もともとがぴあ株式会社ですので、ぴあのデータを活用してお客様に提供するサービスを展開しています。主には、自社の強みであるPIA DMP(Data Marketing Platform)を活用したデータマーケティングソリューションです。このソリューションを紹介するサイトとして2020年に立ち上げたのが「PIA Data Marketing Solutions」で、当社のデータマーケティングソリューションの最新情報、詳細資料のダウンロード、解説記事、活用ノウハウ、開発商品の先行公開などを掲載しています。
デジタルを活用した営業手法に課題があったのですが、2020年に新型コロナの影響で対面営業ができなくなるかもしれない、という危機感が社内で広がりました。またぴあとしても営業やセールスのオンライン化、デジタル化を加速して時代に合わせていく必要があるという認識が強くなってきたため、リード獲得や商談増加といった営業効率化という観点でもこのサイトは活用していく事になりました。」
新規WordPressサイト構築の際に、対策必要な課題があった
KUSANAGI検討当時「PIA Data Marketing Solutions」サイトは、新規サイトとしてWordPressで制作をすることが決まった。そこではいくつかの課題があり、解消した上で新規サイトを制作、公開する必要があった。
課題の1つ目が、WordPressサイトで多く顕在化する「セキュリティ」と「表示速度」である。マーケティングオートメーションツールも利用し、ソリューションの周知や問い合わせを目的としているサイトのため、閲覧者と運営側を守る「セキュリティ」と、閲覧者に快適な閲覧をしてもらうための「表示速度」を担保する必要があった。
課題の2つ目が、Webサイトの保守体制である。社内のエンジニアリソースが取れず、コンテンツ作りに専念する体制を作りたかったため、サーバ側やWordPressの保守側は外部の専門企業にアウトソースしておきたかったという。
当時の課題について、担当の廣瀬氏はこのように語る。
「WordPressはもともと社内の別のサイトで使っていました。使い勝手がとてもいいことが分かっていましたのでこのサイトでも採用しました。しかし、WordPressではセキュリティの問題や表示速度の問題は必ずでてきますので、はじめからその対応をしたいと考えていました。また今回はマーケティングオートメーションツールも使った営業活動も見据えた目的もあったため、サイトの効果を100%出すための環境が求められていました。」
KUSANAGIにより、課題の解消とリードにつながるサイトへ
KUSANAGIについては、取引先のメディア企業が導入していたことで自社サイトでも利用しようという話になった。そこで、WebサイトがリリースされるタイミングからKUSANAGI環境のサーバでの運用を開始した。
KUSANAGIにより、WordPressサイト運用における懸念点が解消できたことについて、廣瀬氏はこのように語った。
「KUSANAGIについては、取引先のメディア企業での導入の話を聞いていました。表示速度やセキュリティといった、私たちにとってもまさに課題になる部分を解消できるソリューションということでしたので、サイト公開のタイミングからKUSANAGIを利用することに決めました。しかし、社内には技術的にWordPressでのサイト運用ができるエンジニアリソースがとれないことと、本来注力するべきコンテンツ作りに集中したかったため、基盤周りは専門の企業におまかせしたいという背景がありました。プライム・ストラテジーさんに保守運用をまとめておまかせできる体制にしているため、理想的な状態が作れています。
また本サイトを使って、問い合わせや資料ダウンロードを増やしお客様との商談を増やしたいという目的に対して、フォームなどサイトの挙動が多いところもあり、表示速度とセキュリティの懸念という基盤側の懸念点を解消できました。 Webサイトの効果を最大化し、問い合わせや適切なコンテンツ訴求ができる状態になりましたね。」
今後は、より顧客目線でサイトを運用しつつ商談後のお客様との接点としても考えていきたい
マーケティングオートメーションツールも活用し運用しているこのWebサイトについて、最後に今後の展望とプライム・ストラテジーに期待することを廣瀬氏はこのように語ってくれた。
「PIA Data Marketing Solutions」については引き続き、良いコンテンツを提供し続けて、サイトを見に来てくださった方に有益だと思っていただけるように運用をしていく予定です。
プライム・ストラテジーさんには現在、主にセキュリティ周りの相談や連携を逐次対応頂いています。引き続き、弊社のコンテンツを安定して配信できる基盤づくりをお願いしたいと考えています。」
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