事例

宇宙技術および科学の国際シンポジウム

KUSANAGI for IBM Cloud

官公庁・各種団体
運用効率の改善 的確な提案 管理画面高速化
サイト
ISTS

導入前の課題

  • アクセスが多い国外における表示速度やページ遷移に時間が掛かる
  • 煩雑化したマルチサイト構成のため、WordPressアップデートが行えておらず、 セキュリティの面で懸念があった
  • 会期中、アクセスが集中した際などに、サーバがダウンしかねない状況であった

サービス利用の理由

  • 管理画面のUIが古く、今回大会のタイミングで一新したかった
  • 記事の投稿時に限らず、全体的にパフォーマンスが落ちていた
  • 国外からのアクセスに素早く対応できるようにしたかった

導入後の効果

  • WordPressへのログインやページ遷移のストレスがなくなり、管理画面も感覚的に使えるようになった。
  • KUSANAGI + Fastly を導入し、従来のサイトに比べ、およそ10倍ほど応答速度が向上した。
  • 管理画面においても飛躍的に速度が向上し、結果としてWEBサイトの運営コストが下がった。
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ISTSについて

ISTS(International Symposium on Space Technology and Science:宇宙技術および科学の国際シンポジウム)は1959年の第1回大会より日本で継続的に開催されている国際シンポジウムです。昨年2015年に第30回大会を兵庫県神戸市で開催し、第31回大会は来年2017年四国で初めて愛媛県松山市で開催いたします。

ISTSは宇宙のほとんどの分野を網羅しています。わずか4分野61件の論文発表であった第1回大会から半世紀を経て、第30回神戸兵庫・神戸大会では、20分野1,000件以上の論文発表、参加者数も1,500名を超え、世界でIACに次ぐ2番目の国際会議として成長しました。

また、ISTSでは研究者やエンジニアに論文発表の場を提供するだけでなく、開催を招致した自治体と協力して科学振興や宇宙教育などのアウトリーチ事業、地元産業と宇宙分野のビジネスマッチングなど様々な事業支援も行っています。

© ISTS組織委員会
© ISTS組織委員会

宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)組織委員会事務局事務局長
清水美和子様にお話をお伺いしました。

隔年の国際シンポジウムというと、
WEBサイトへのアクセスは時期によってかなり変わりますね。

まずオフィシャルサイトが開設されます。そこで次回開催地が明確になります。次のステップとして、メインテーマが決定し、論文募集要項をサイトにアップしたところで大会の概要が広く周知されます。
論文募集が始まるのは開催前年の9月です。オンライン上でエントリーを募り、査読ののちに開催年の3月までに論文発表のプログラムをサイトアップします。
去年問題になったのは、論文の査読が終わったあと、発表のプログラムをアップした時です。

前回開催年の3月時点でのアクセスで運営に支障が出たということですね。

2つの国際シンポジウムと共同で開催したこともあって、発表論文数は1,100件を超えました。全体プログラム公開後もプログラムや司会者変更、スペルミス等様々な修正作業が発生いたします。
業者に外注すると時間と手間も煩雑になるため、自分でリアルタイムに管理したいと思い、以前よりCMSを導入していました。
しかし、公開した情報量が膨大になり過ぎ、ページ更新やページ移動に時間がかかり仕事に支障の出るレベルになっていました。また、国際シンポジウムであるため海外からのアクセスも短期的に集中します。
アクセスが集中した時は特に更新作業に時間がかかり、サーバーがダウンしかねない状況でした。

KUSANAGI導入で体感的な変化はありましたか?

はい、しかし、その時点で既に運用を始めてしまっていたため、会期中のシステム変更はさすがに難しく…。
前回開催の終了後、次回に向けて「このままではまずい」という判断でKUSANAGIを導入を決めましたので、実際の負荷耐性を見るのはこれからですね。
ただ、現時点ではWordPressへのログインやページ遷移にはストレスがありません。管理画面も感覚的に使えるようになったので、次回開催に向けてアクセスが集中したときの対応も容易になると思います。

デザインもスマートフォン対応でレスポンシブになりましたが、
メディア活用の面でメリットはありそうでしょうか?

前回大会の時は、若い方を中心に、スマートフォンでセッションを調べる方が多かったので、セッションプログラムのスマホアプリをリリースしました。とても好評でした。

また、前回は30回大会ということで、記念事業として過去の論文をすべてPDF化してアーカイブし、スマホアプリ内で提供しました。約1万件の論文がすべてキーワード検索できるようになり、これもとても好評でした。

予算の許す限り新しい活用をしていきたいという思いはあります。予算次第ですが、今後のメディア展開も積極的に行うようにしていきたい、と考えています。

約1万件!膨大な情報量ですね。
IBMのWatsonなど、人工知能の導入は考えていますか?

fig-04これからは宇宙分野の研究だけでなく、異業種、異分野とのコラボレーションが重要になってくると考えています。
どうしても専門特化すると異分野との交流が難しくなってしまいます。他の研究との関連性を人が自力で見つけ出すのは困難なので、「過去のデータや膨大な情報の中から何か新しいものを見つける」ような仕組みは有効ですね。

「何か新しいものを生み出すための場」が必要だという認識は全体にあります。異分野との融合が進めば、宇宙研究の場から新しい分野が生まれるかもしれません。

また、現在、国際会議はフェイストゥフェイスでの交流が重要と言いつつ、近い将来にはオンラインで結ぶという方向になるかもしれません。発表形式も従来型の口頭発表やポスターセッションだけでなく、それ以外のやりかたを模索する段階に来ていると思います。それらに対応できるようなシステムには期待したいと思います。

KUSANGI + Fastly導入の効果について教えてください。

ページ表示速度については、日本からアクセスし閲覧する際は特に気になりませんでしたが、プライム・ストラテジーより各国からサイトを閲覧した場合のページ表示速度を計測したグラフを頂き、海外でのページ表示がこれほど遅い状態だったのかと驚きました。

プライム・ストラテジーにご提案頂いたKUSANAGI + Fastly を導入したところ、従来のサイトに比べ、およそ10倍ほど応答速度が向上しました。

フロント側の速度だけではなく、管理画面においても飛躍的に速度が向上しているため、これまでの作業時間が減り、結果としてWEB サイトの運営コストが下がったと実感しております。

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© ISTS組織委員会
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