結核の治療・予防・研究からスタート
公益財団法人結核予防会は昭和14年(1939年)に設立され、当時、国民病と恐れられるほど猛威を振るっていた結核の治療、予防、研究を行っており、設立以来、早期の結核制圧を実現するため、全国にある組織を挙げて日夜活動してきた。
結核が縮小した昨今は、結核の撲滅に向けた研究はそれまで通り行いつつ、結核治療において培った呼吸器官系の知識や経験を生かし、呼吸器官系の疾患治療はもちろんのこと、がんや生活習慣病などの医療分野に対しても高度な専門性を発揮して取り組んでいる。 そんな結核予防会では先般、結核対策の普及・啓発に努めるべくWebサイトをリニューアルした。これによって、民間に向けてより積極的な情報提供を行い、国際協力を含めた同団体の活動への理解を深めてもらえるよう活用しているという。
公益財団法人結核予防会 の審議役(IT・学術研究推進分野)兼 総務部情報システム課長 吉田達也氏はWebサイトが抱えていた問題について次のように話している。
このサイトを活用して、情報提供のツールとして積極的に活用し、当会の活動の理解を深めて頂けるようにしたいと考えています。そのため、Webサイトが抱える老朽化や常時SSL化対応、更新・情報への到達のしにくさなど、抱えていた課題を改善したいということで全面リニューアルに踏み切りました。」
閲覧者が欲しい情報にたどり着きやすいサイトにしたい
リニューアル前のサイトはバナーが多く、欲しい情報にたどり着きにくい設計になっていた。またデバイス最適化もされておらず、デザインやUI・UXの面においても老朽化が顕著な状況だったという。
また、Googleによる常時SSL化に伴い、Chromeからのアクセス時に「保護されていない通信」という表示が出てしまうようになってしまった。
加えて、当時、Webの専門知識がある担当者が1名でサイトを管理しており、更新にも時間がかかっていたため、専門知識がなくてもページの更新が可能なCMSを採用し、更新の頻度を高めたいと考えた。
そこで、付き合いのあった Web制作会社に相談したところ、プライム・ストラテジーのKUSANAGIを紹介され、WordPressとKUSANAGIであれば抱えていた課題を解決できると聞き、依頼することにした。
WordPress×KUSANAGIで全面リニューアル、課題解決の成功と今後の展望
CMSにはWordPressを採用し、書籍販売で使用していたECシステムをWooCommerceに切り替えた。
導入後は常時SSL化対応や各デバイスへの最適化を無事に済ませることができ、WordPressを採用したことでWebサイトの更新も容易になったという。
最後に、今後の予定とプライム・ストラテジーの印象について聞いてみたところ、吉田氏は次のように回答してくれた。
「まずはリニューアルをスムーズに完了させることができましたので、今後はサイト内検索機能の追加やさらに改善したい部分があるので、その部分にも着手したいと考えています。
プライム・ストラテジーについては、プロジェクトが始まった当初は対応が遅いことがあり、困ったこともありましたが、途中からはそれも解消されて問題なく進められるようになったという印象です。今後はつけたい機能もあれば、改善したい部分もありますので、保守サービスを含め、柔軟に対応してくれると助かるなと思っています。」
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