世界の最先端技術をいち早く日本国内でソリューションとして提供

総合企画課 広報担当 主任 渡部 泉氏
日商エレクトロニクスは、Innovation-Leading Companyとして、会社設立以来、一歩先を見据えたイノベーションへの目利き力と経験に裏打ちされた技術力を強みとして、世界の最先端技術をいち早く日本国内でソリューションとして提供してきた。それぞれの時代を先取りする技術やシステムを事業化し、新しい市場を開拓してきた。
現在は、ネットワークからサイバーセキュリティ、コンピューティング、業務プロセス改善まで幅広い分野でソリューションを提供している。その活躍は国内にとどまらず、海外での活動も行っている。企業理念には”Your Best Partner”を掲げており、常にチャレンジ精神を持ち、最適解を求め、前進している企業だ。
委託先にはクラウドからCMSまでをカバーできる保守範囲の広さが評価
コーポレートwebサイトのプラットフォームとして使用していたクラウドサービスが2018年5月にサービスの提供を終了してしまうため、日商エレクトロニクスは次のクラウド基盤を探していた。当時使用していたクラウドサービスは、運用コストや、メンテナンスの際のサーバ停止に時間がかかりすぎること、webサイトの表示速度の遅さ、PowerCMSの再構築に時間がかかってしまうことによる管理の煩雑さが問題になっていた。
こうした課題を解決するべく、以前からクラウド基盤の移行を検討してはいたが、移行のための手順も明確になっておらず、さらに部門内でPowerCMSの移行作業の経験をしたことがある者もいなかった。そこで、クラウド基盤やCMSの知識だけでなく、移行などのサポートを行ってくれるような委託先を探すことにした。クラウドインテグレーター2社、Web開発会社2社、プライム・ストラテジーの計5社からの提案をうけたが、クラウドインテグレーターではCMSが担当範囲外となってしまい、Web開発会社ではクラウド基盤が担当範囲外であるか、委託費用が高額になってしまうことが分かった。ところが、プライム・ストラテジーならクラウドからCMSまでの範囲をカバーでき、技術的知見と経験が豊富であることが分かり、プライム・ストラテジーを採用することとなった。
表示速度が2倍に上がったのにコストは半額
プライム・ストラテジーの「KUSANAGI for AWS」の導入で、それまで表示速度とコンテンツの再構築に時間がかかりすぎるという問題を抱えていたPowerCMSの課題が解決された。それに加え運用費用が抑えられたにもかかわらず、管理の負担が軽減したという。日商エレクトロニクス株式会社 コーポレート本部 経営企画部 総合企画課 広報担当 主任 渡部 泉氏は次のようにコメントしている。“今までPowerCMSでコンテンツを更新する度に発生していた再構築の時間が大幅に削減でき、ページを更新するたびに待たされるといった感じがなくなりました。表示速度は従来の2倍になった上、管理は楽になり、クラウドの利用料金は半分になったので、本当にお得な提案でした。「KUSANAGI」といえば、WordPressの高速化や、運用コスト削減、セキュリティ強化の3点を評価されることが多いですが、今回の件で、MovableTypeやPowerCMSでも、WordPressと同様の高い効果が出ることが証明されたように思います。”
⇒KUSANAGI導入前に自社サイトも高速化するかどうかチェックしてみる
⇒サーバコストの削減と高速化を実現するKUSANAGIを見てみる
⇒運用コストと担当者の運用負担を軽減できるマネージドサービスを見てみる
現場で運営できることによる作業の迅速化
コーポレートサイトと同時に導入プロジェクトを行ったパートナー・保守顧客向けサイトでは大きな容量のファイルが多く、ストレージ容量がひっ迫することが多かった。以前のシステムでは700GBの容量で契約し、さらに冗長化もしていたため合計で1.4TBの容量を使用していた。今回の移行にあたり、プライム・ストラテジーで再設計し、容量の軽減と拡張を容易にできるようなクラウド環境を構築した。さらに、それまではクラウドサービス業者、Web業者と社内の情報システム部の連携を取りつつシステムの変更をおこなっており、調整に多くの時間がかかっていたが、プライム・ストラテジーに委託するようになってからは調整の必要がなく、同社に作業を依頼するだけで対応ができるようになったため、全体の作業を速やかに終えられるようになった。
土日作業で期日内にサービスイン
高い効果を示した「KUSANAGI for AWS」とプライム・ストラテジーだが、実は導入プロジェクトが全く問題なく進んだわけではない。移行作業で小さな不具合が出たことで、スケジュールが遅延する可能性があったのだが、プライム・ストラテジーの担当者が土日にも対応することで、スケジュール通りサービスインできた。渡部氏は次のようにコメントしている。“プライム・ストラテジーが一番熱心で、一番足を運んでくれました。質問をしても真摯な対応で、サービス採用前でも検証サイトを構築してくれたので、導入前に採用メリットを確認することができました。”