ヘルスケア分野のリーディングカンパニーとしての使命
循環器事業における「家庭用血圧計」、呼吸器事業の「ネブライザ」、ペインマネジメント事業の「低周波治療器」といった健康医療機器分野において世界トップシェアを獲得している日本を代表するヘルスケアカンパニーであるオムロン ヘルスケア株式会社。同社は国内コンシューマー市場でも圧倒的なシェアを獲得している。一方でBtoB向けヘルスケアビジネスは市場自体が立ち上がりつつある時期であり、同社も「OMRON connect Pro」や「データサービスプラットフォーム」といったICTによるデータ連携サービスを展開している。
オムロン ヘルスケアには、世界トップシェアを誇るヘルスケア市場のリーディングカンパニーとして、BtoB市場に対しても高精度・高品質の自社製品をパートナー事業者のヘルスケアサービスと連携し活用してほしいという思いがある。その思いがいよいよ具現化し始めた。
※「OMRON connect Pro」とは
企業のオフィスや店舗、公共施設など、人の集まるところにタブレットとオムロンの健康医療機器を設置し、利用者が測定した結果をスマートフォンを使わずにデータの記録をすることができる仕組みです。詳細は以下をご覧ください。
https://datahealthcare.omron.co.jp/b2b/omron-connect-pro
※データサービスプラットフォームとは
「OMRON connect」によって、個人のスマートフォン経由でOMRON connectクラウドに蓄積したバイタルデータをデータサービスプラットフォームを通じて、まとめて簡単に取り扱えるようにする団体・法人向けサービスです。詳細は以下をご覧ください。
https://datahealthcare.omron.co.jp/b2b/pf
「OMRON connectとの連携によってバイタルデータを活用いただいているパートナー事業者も国内で60社を超え、当社のデータソリューションをよりご理解いただきやすいようにWebサイトのコンテンツをリニューアルしたいと考えておりました。新しいWebサイトには製品情報や連携ソリューション情報だけでなく、イベントレポートや導入・活用事例、コラムなどもふんだんに掲載していきたいと考えています。その場合、従来のようなコンテンツの更新に手間がかかってしまうものでは管理が煩雑になる懸念がありました。」
WordPressの利点を生かし、弱点を補うためにKUSANAGIを採用
前述のようにオムロン ヘルスケアは今後コンテンツの量を増やし、更新頻度も高めることを考えていた。一方でITの話になるが、全体のWebサイトの約1/3がWordPressで稼働するようになり、CMSを採用するならWordPressの一択になってきた感がある。オムロン ヘルスケアも管理の容易さとデザイン品質の高さからWordPressの採用を考えていた。しかし、WordPressには大きな弱点があった。それはコンテンツ量が増えれば増えるほど管理画面が重くなるという点だ。管理画面はキャッシュ機能を採用しても、クラウドスペックを向上させても改善することはほとんどなく、構造的な原因のようにみられている。しかし、超高速CMS実行環境「KUSANAGI」を採用することで、Webページはもとより管理画面も約10倍ほど高速化され、コンテンツ量が増大しても高速化をある程度維持できるのである。そこで、オムロン ヘルスケアはWordPressとKUSANAGIを採用することにした。
オムロン ヘルスケア株式会社 データソリューション課長 松田高明氏は当時をこう振り返る。
「WordPressはコンテンツの管理、更新がしやすく、またカスタマイズも行いやすいので、柔軟にWebサイトを運営できるCMSだと思いました。新Webサイトのコンテンツ作成と更新は当社メンバーと委託先で共同で作業をしていますが、スムーズに運営できています。新Webサイトのコンテンツはまだそれほど多くはありませんが、KUSANAGIのパフォーマンスも発揮されリモート回線を使用した更新作業であってもとても軽い印象があります。」
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