世界中の人々に人生が変わる瞬間を感じてもらいたい
“世界中の人々に人生観が変わる瞬間を感じてもらえるよう、新たな発見・冒険・チャレンジのきっかけとなる価値ある情報を提供する”をミッションに掲げる株式会社オンエアは、クライアントが抱えるメディアに関する課題を解決する企業だ。同社にはメディア業界での造詣が深いクリエイターが数多く所属しており、テレビや書籍、フリーペーパー、広告媒体、Web、アプリといった非常に幅広い知識と、豊富なノウハウを持っている。メディアの収益化と運営支援の両面に長けており、メディア運営に悩む企業にとって心強い味方と言える存在だ。編集プロダクションとしての顔も持つ同社は、企業のオウンドメディア運営に必要なコンテンツの提供も行っている。オウンドメディアは、クオリティの高いコンテンツを継続して提供し続けることの難しさを感じる企業も多く、立ち上げ後、その質が低下してしまうことがままあるが、同社のサービスを利用すればそうしたことも防ぐことが可能だ。
そんな同社が手掛ける自社メディアが、旅と自由をテーマにしたWebマガジン「TABIZINE(タビジン)」だ。同社のノウハウを最大限に活かしたサイトである。世界各国の旅行情報を集約。海外の現地レポートを軸に、グルメやイベント情報など世界中の小ネタが数多く集められており、毎日更新される。それら記事のクオリティは高く、読むだけで旅のワクワク感や、そこに行ってみたいと思わせられるような記事ばかりだ。
メディア事業にとって重要なのはユーザー体験、後押しのための速度改善を
「TABIZINE」は2013年9月に公開され、順調に閲覧数を伸ばし、現在では月間530万PVを獲得するサイトに成長した。だが外部環境も変化する。サイト表示速度の重要性は年々強まっており、そうした要求は例外なく同サイトにも及んでいる。事実、Webサイトの表示が遅いことによる離脱率は非常に高い。同サイトは広告収益を軸としていることもあり、コンテンツのクオリティの高さの重要性はもちろんだが、閲覧数の低下に直結しやすい表示速度低下への対策を打たねば、今後の成長に影響が出てくることは明らかだった。執行役員メディア事業部長 安藤 英祐氏は、サイト運営と速度の問題について次のように語ってくれた。
「『TABIZINE』は、旅心を刺激するコンテンツによって、閲覧者様に素晴らしいユーザー体験を提供する、これを第一に考えて作っています。きちんと取材を行った記事、そして美しい写真を、見やすい形でお届けしたい。そして『TABIZINE』は、広告収益によって運営される事業であるため、広告主の満足度も追求しなくてはなりません。それらを支えるものとして、サイトの表示速度を大切にする必要があると考えています。」
キャッシュ機能によるチューニングでより速く、社内評価もアップ
こうして、サイト表示速度に対する対策を行うこととなり、同サイトのメンテナンスを行っているエンジニアからの強い勧めによって、「KUSANAGI」の導入を決定した。導入後、問題なくサイトの運営をしてきたが、数年がたった頃、若干の遅さを感じるようになる。そこで「KUSANAGI」のキャッシュ機能を利用したメンテナンスを実施することにした。
対応は導入を担当した時のエンジニアによって行われ、滞りなく完了した。完了後、サイトの表示速度は体感でも早くなったことを感じられ、社内での評判も上々だったという。安藤氏に「KUSANAGI」に対する印象を聞いてみたところ、次のように回答してくれた。
「エンジニアに聞いた時、そんな素晴らしいものが無料で配られているということにまず驚きました。WordPressは無償提供されていても、良質なテーマやプラグインは有償なのが当然だろうと。キャッシュの機能を使ったチューニングを行ったことで、体感速度も速くなり、社内ではみな満足しています。計測結果もタイムラップを見られるので、以前の表示に比べて早くなったことが数字でも確認できています。」
プラグインによるセキュリティ課題への的確なアドバイスに感謝
こうして「TABIZINE」の速度低下への不安も払拭され、今後、より一層の閲覧数が伸びていくことが見込まれている。同社は引き続き、クオリティの高い記事を提供し続けていくという。
最後に、プライム・ストラテジーについて安藤氏はこう語ってくれた。
「実はセキュリティ面で、WordPressのプラグインについての課題を抱えていました。それについて、『ここをこう直したほうがいいですよ』といった的確で具体的なアドバイスを頂いて、感謝しています。WordPressのバージョンアップも一気に最新版にするのではなく、小刻みに少し前のバージョンを取り入れる手法を教えて頂きました。理想論を振りかざすことなく、いつも現実的な対応策を提案してくれます。メディア運営では「編集」「営業」「デザイン」と同列で「システム」が重要だと認識しています。今後サイトがさらに拡大すれば、プライム・ストラテジーに保守を委託するべきフェーズがくるだろうなと思っています。」
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