事例

千葉愛あふれるサイト「スマート千葉」が、「KUSANAGI」導入で表示速度の改善とセキュリティを強化

KUSANAGI for さくらのVPS

IT・サービス
運用効率の改善 管理画面高速化 UXの向上
サイト

導入前の課題

  • 取り扱う情報の高度化により、データ量が増加し、運用を続けていくうちにサイトのパフォーマンスが低下した。

導入後の効果

  • パフォーマンスが大幅に改善したことを体感。
  • PageSpeed Insightsの測定結果でも速度が改善していることを確認した。
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ITソーシングとWebシステム開発の株式会社ベイキューブシーが運営する「スマート千葉」

株式会社ベイキューブシー 代表取締役 水上 明美氏
株式会社ベイキューブシー
代表取締役 水上 明美氏

株式会社ベイキューブシーは、ITソーシングやWebシステム開発、Webサイト制作・保守、ITサポートサービスをメイン事業としている企業だ。同社の代表取締役である水上 明美氏は、昭和52年にCSK(現SCSK株式会社)に入社し、当時から時代を先駆けてソフトウェア開発に注力していたCSKで技術者として従事してきた。1991年に、当時のCSKが行っていた独立希望者への支援制度を利用して株式会社ベイキューブシーを設立した。水上氏が千葉県出身であったことから、本社を千葉県千葉市とし、千葉銀行からの出資も受け、これまで地元密着型の経営を行ってきた。現在はMBOによりCSKから株を買い取ったことで資本関係は解消されている。
設立当時、同社はエンジニアの常駐派遣をメインで行っていたが、近年になってERPなどのパッケージ開発を行い、その導入・保守を行うようになった。なぜこうした施策を打つことにしたのかについて水上氏はこう語ってくれた。
「キーワードは『ストックビジネス』です。それまではソフト開発や、常駐ばかりしていました。ERPを手掛けたのは近年のことです。会社の特徴を出さなくてはならないと考え、これから定年を迎えるメンバーも居たので、現場に行くのは難しくなってくる頃でもありました。そのため、人に依存せず、かつ、社内でできる仕事『ストックビジネス』が必要と考え、パッケージ開発と保守というようにライセンスという考えへとシフトしていきました。」
そんな同社が2014年7月に開始したのが「スマート千葉」だ。同社は水上氏以外にも千葉在住の社員が多く、それぞれが千葉愛にあふれており、なんとか千葉のブランド品や特産品を多くの人に知ってもらいたいと考えて立ち上げられた。
「スマート千葉」の特徴を、Webプロデューサー 山崎 智氏は、こう説明した。
「サイトでは、個人ブロガーが発信する、生活、ショッピング、グルメ情報に、鴨川シーワールド、道の駅、ドライブイン、ホテル・旅館のレジャー情報、千葉ジェッツ、ジェフユナイテッド千葉のスポーツ情報に、千葉テレビや千葉日報などの地元メディアのニュースを加えた情報を集約し、様々な個人や企業に支えてもらっています。」

RSSベースからFacebook対応して進化した「スマート千葉」

ビーキューブシー

「スマート千葉」は、情報をリアルタイムで伝えていけるようCMSにはWordPressを採用し、提携先から自動的にRSS情報を集約できるように設計されている。当初は小規模なプロジェクトだったので、インフラには機能面・コスト面で有利なさくらインターネット株式会社の廉価なレンタルサーバが採用された。そして2017年、Facebookページから情報を自動取得できる機能を新たに搭載したことで、提携企業がFacebookページを更新すると、同サイトへ素早く情報が展開されるようになり、よりリアルタイム性を持った情報の収集ができるようになった。しかし、当時の課題を山崎氏は次のように語った。
「近年、ブロガーの発信情報と提携企業のブログ・Facebookのコンテンツが高度化しました。コンテンツには、高品質の画像や、動画を含むことも多く、データ量が増えました。そして、Webサイトの表示速度の低下を感じるようになりました。また、SEO対策としてSSL対応を模索していました。」

WordPressの高速化、導入のしやすさ、セキュリティ面の強化ができる点を評価

ちょうどその頃、さくらインターネットから「さくらのVPS」の提供が開始されたこともあり、サーバの移設と「KUSANAGI」の導入を行うことにした。技術部 主席技師 王 懐民氏は当時をこう振り返る。
「年々、記事に画像や動画などコンテンツが増え、徐々にパフォーマンスが低下していきました。そこで、以前参加したプライム・ストラテジーのセミナーを思い出し、WordPressを高速に動作させる『KUSANAGI』を導入しました。決めた理由としてはWordPressの高速化、導入・運用しやすさ、セキュリティ対策といった部分です。」

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「KUSANAGI」導入後のスピードテストで50も改善

サーバ移設と「KUSANAGI」の導入作業は王氏が中心となって行い、SSLなどの細かな部分の設定も含めて2、3か月程度で完了した。「KUSANAGI」は「さくらのVPS」から設定することができたこともあり、導入自体はスムーズに進めることができたという。王氏は移設について次のように語ってくれた。
「すべて手動で、時間をかけて新サーバへ移行しました。移行した後は格段的に変わり、PCでもスマホでも、ストレスなく表示されるようになりました。GoogleのPageSpeed Insightsでの計測では、以前は50以下だったものが80に改善されました。さくらのサーバを使い始めてから結構長いのですが、選択肢がいろいろあって、費用面でも安いので、こんなに安くて大丈夫なのという感じです。申請すればドメインも使えるし、『KUSANAGI』を使うのにも使いやすかったです。モジュールもあるのでセキュリティ面でも使いやすいですね。」
これを受けてさくらインターネット株式会社 技術本部 ミドルウェアグループ 仮想化基盤チーム 仙石 俊哉氏は「さくらのVPS」の活用方法についてこうアドバイスしている。
「レンタルサーバの時はパフォーマンスが低下していましたが、Webを掲載するモジュール的な部分とDBを搭載していたので、『KUSANAGI』を入れるだけでも、そもそものパフォーマンスが上がります。なおパフォーマンスに不満があれば、CDNを入れ、キャッシュにしてしまうという形も取ることができますが、最近借りたものであれば、さくら単体でも上位プランに変更することも可能です。今後も安心してご利用頂ける環境だと思います。」

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学校や自治体、高齢者を結び付けるサイトへ

様々な地元企業に支えられている「スマート千葉」は今後、どのような展開を見せていくのか。今後の取り組みについて聞いてみたところ、水上氏は次のように展望を語ってくれた。
「千葉県は東京に近く、成田空港もあり、銚子や勝浦があるため漁業が盛んです。また、くだものを始めとした農業や工業地帯もあります。自然も豊かなのに都会にも近い。ゆえに千葉県人は気長でマイペースな人が多い。しかし、そんな千葉の良いところをリアルタイムで伝えていきたい。このサイト自体は収益の柱になっていません。しかし、バックボーンがしっかりしているので、今後もサイトを成長させ記事を増やして信頼性をあげれば、千葉県のイメージアップにもつながると考えています。今後も千葉の情報をもっと増やしていき、アクセスを増やし、さらには学校や自治体、高齢者と地元千葉をうまく結び付けられたらいいなという想いです。
今後は、千葉で開催予定のオリンピック・パラリンピックの情報も取り入れていく予定です。体の不自由な人が頑張っているのを見て感動を覚えれば、俺も頑張ってやってみようという気になって、仕事に活かされていけばいいなと思っています。」

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