OSS業界の老舗的な存在である株式会社デジタル・ヒュージ・テクノロジー
同社の強みはOSSを活用した業務システムの開発と運営である。OSSはOpen Source Softwareの略であり、ソフトウェアの設計図ともいえるソースコードが公開されているソフトウェアを意味する。
設計図が公開されているソフトウェアだからこそ、OSSを業務システムで使用する場合、OSSの中身を理解し、セキュリティの面でもしっかりとした対策が求める。OSSを活用した業務システム構築こそ、デジタル・ヒュージ・テクノロジーの実力を発揮できる分野であり、長年の経験からのお客様から高い評価を得ている部分である。
さて、そのデジタル・ヒュージ・テクノロジーが2018年6月にリリースしたのがDHTクラウド・ファイル管理「レポートEdition」である。同社はプライム・ストラテジーがKUSANAGIパートナープログラムを開始した年にパートナーに参加し、その後、KUSANAGIを活用したWebサイトを何件も構築し、事例も公開している。さらにKUSANAGI for PostgreSQLに至ってはプライム・ストラテジーにPostgreSQLに関連した部分の技術協力を行っている。デジタル・ヒュージ・テクノロジーはOSSを活用した業務システムにおいては紛れもなくトップランナーの1社である。
超高速!DHTクラウド・ファイル管理「レポートEdition」
DHTクラウド・ファイル管理「レポートEdition」はKUSANAGI for PostgreSQLで超高速化されたクラウド・ファイル管理サービスである。同社の考えとして使った分だけ、課金をしたいという考えから、本サービスは、ユーザー数課金ではなく、ファイル容量単位での課金となっている。このような課金体系の場合、ユーザー数が多くなりがちになり、結果的にアクセス集中が起きやすい状況になる。そこで、同社はKUSANAGI for PostgreSQLを採用し、急激なアクセス集中にも耐えられるように設計したという。
株式会社デジタル・ヒュージ・テクノロジー 代表取締役 鵜川 徹 氏より以下のコメントをいただく。
「プライム・ストラテジーのKUSANAGIはリリース当時から注目していました。システムが軽量化され、セキュリティが強化されることはとても素晴らしいことであり、これに異をとなる人はいないと思います。そこで、当社はKUSANAGIに早期から着目し、社内で利用を開始し、KUSANAGIの構築・運用ノウハウを蓄積したうえで、お客様での構築実績を数多くいただいてまいりました。一方で当社の強みはOSSを活用した業務システムであり、今回のKUSANAGI for PostgreSQLを活用したDHTクラウド・ファイル管理「レポートEdition」は当社の強みを活かしたサービスでもあります。ファイル管理を行わない企業はほとんどありません。また、近年では働き方改革の推進もあり、社内外からのファイル管理が必要になってきています。その様な時にシンプルかつ便利に使えるようにDHTクラウド・ファイル管理「レポートEdition」を設計しています。試用版も公開していますので、興味がある方は是非デモ版でお試しください。」
※デモ版について
以下よりデモ版(試用版)の申し込みが可能です。
https://www.cfm-repo.com/register/index.html
現在、OSS RDBと言えば、昔はPostgreSQLしか選択肢がないような時代が昔はあった。その時代から評価され続け、常にRDBランキングでトップクラスにい続けるPostgreSQL。最近、有料ライセンスRDBの値上げにより、PostgreSQLが改めて見直されている。デジタル・ヒュージ・テクノロジーはPostgreSQLの構築・運用において国内屈指の実力を持つベンダーである。おそらく、今後もKUSANAGI for PostgreSQLを活用した次のサービスを発表していくのではないだろうか。デジタル・ヒュージ・テクノロジーの今後の展開にも注目したい。
⇒KUSANAGI導入前に自社サイトも高速化するかどうかチェックしてみる
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