テクノロジーとデータの力で「ミライリアル」の幸せを作るSupershipホールディングス
Supershipホールディングスを筆頭とするSupershipグループは、正確なデータと確かなテクノロジーをコアコンピタンスにデータイネーブラーとして企業の保有するデータの価値を最大化するさまざまなスタートアップの共創体だ。
グループには、企業の保有するデータの価値を最大化するデータイネーブラーカンパニーのSupership株式会社やデータとテクノロジーで企業の経営課題解決を支援するコンサルティングファームであるDATUM STUDIO株式会社、国内で初めての専業ベンダーとしてアドベリフィケーション事業を行うMomentum株式会社などがある。
Supershipホールディングス株式会社はこれらの事業会社の持株会社となり、そのWebサイトではSupershipグループ全体の経営方針や事業の全体像を示しながら、プレスリリースなどのニュース発信を行っている。
SupershipホールディングスとWebサイトについて、広報担当の佐々木氏はこのように語ってくれた。
「Supershipホールディングスは、4社の事業会社を持つホールディングスカンパニーで、グループ全体の経営方針の策定や管理部門の業務を通じて、各事業会社を支えています。
Supershipグループは、グループパーパースである、『ミライリアルの幸せを、デジタルの力で創る。』にあるように、未来のリアルなビジネスと生活の形を想像し、新しい価値を創造することで、未来のリアルな日常をより幸せにしていくべくグループ全体で活動しています。その中で、Webサイトは当社グループの取り組みを発信する重要な立ち位置となっており、企業としての価値と情報を漏れなく、正しく伝えていくことを意識して運営しています。」
Webサイトリニューアルのタイミングにあわせ、サイトの安定性・信頼性の課題を解消したかった
2021年7月にSupershipホールディングスのサイトはリニューアルを予定していた。その際に、従来の課題となっていた「安定性」と「信頼性」の課題も併せて解消したかったという。
コンテンツ管理の簡便さ、使いやすさからWordPressを利用していたが、Webサイトにアクセスが集中してしまうとサーバーの負荷が増加することが課題になっていた。当時について、情報基盤統括部の鈴木氏はこのように語っている。
「WordPressはスピーディーにメンバーで情報をアップデートできるよう導入していて、ニュースの更新はサイト構築のスキルがない広報メンバーが必要なタイミングでクイックにできることが重要でした。ただし、以前はサイトにアクセスが集中してしまうと負荷がかかりすぎてしまうことがありました。
グループのブランディングとしても重要なWebサイトですので万が一閲覧できなくなることや、表示が極端に遅いという状況は防ぎたいと考えていました。またWordPressは脆弱性についても懸念があり、その部分も対応しなければならないという課題もありました。」
そこで、リサーチをしていく中でKUSANAGIにたどり着いたという。
「実は以前も同様の検討を行った際、複数の候補の中にKUSANAGIもあったのですが、当時はKUSANAGIではなく別の候補を採用して運用していました。
しかし、今回改めて課題を解消できるシステムとしてKUSANAGIを採用して、もっと早く利用しておけばよかったと実感しました。」
多くの企業の懸案事項となる「WordPressのセキュリティリスク」への対応
導入にあたりSupershipホールディングス社が重視していたのがセキュリティである。KUSANAGIがセキュリティ面において適切に構築されているか、導入したWordPressがサイト攻撃の対象となったときにどう防ぐかなども含めてご相談をいただき、プライム・ストラテジーよりセキュリティ要件をクリアするプロジェクト提案を行った。
運用後の継続的なセキュリティパッチの適用だけでなく、リリース前にセキュアな状況であることを社内的に明示できる施策を行った。具体的にはWordPressへの外部からの攻撃があった際に防げるようWAFおよびそのWAFを適切に運用するためWAF自動運用サービス『WAFCharm』の導入に加え、KUSANAGIの構築がセキュリティ面で適切か第3者であるセキュリティコンサルティング会社よりインフラおよびアプリケーションの診断を行うことによりセキュアであることの証明と攻撃に対するリスク軽減を図った。
KUSANAGIを利用してから安定運用ができ、セキュリティリスクにも対応できるようになった
従来利用していたサーバーからの切り替えでKUSANAGIを導入いただいた結果、サーバーの安定度が増したという。WordPressの運用上懸念であったアップデート等セキュリティへの対応についての体制もKUSANAGIマネージドサービスにてカバーできるようになった。
鈴木氏はこのように語る。
「KUSANAGIを利用したことでまず感じたのが、サーバーが安定してきたことです。実際にサーバーの平均応答時間も以前と比較して改善しており、数値的にもKUSANAGIの効果が出ていると思います。
また、今回は複数のサイトを管理するために冗長化構成を採用したことも要因としてはあると思います。サーバー1台の運用だとどうしても限界がありますから。更にセキュリティ対応までサポートしていただいているのでWordPress、サーバーで特に専門知識が必要なところはカバーできています。」
KUSANAGIの利用により従来の課題が解消され、これまで以上にブランディングの重要施策としてグループ各社サイトのハブとして情報の拡充を図っていきたいという。今後はKUSANAGIをベースとした基盤へ社内サイト・グループサイトを移設していきたいと語ってくれた。
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