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KUSANAGIの運用の柔軟性が向上~異なるバージョンのPHPで動作するアプリケーションを1つのサーバで安全に運用する「KUSANAGI Container」

プロファイルごとに異なるバージョンのPHPで動作するアプリケーションを運用したり、他のプロファイルのアプリケーションに影響を与えずにPHPのバージョンを簡単に切り替えたりして、柔軟な運用を実現する機能「KUSANAGI Container」がKUSANAGI 9 Business / Premium Editionでご利用いただけるようになりました。

KUSANAGIのコンセプト「柔軟な構成と運用」

KUSANAGIの特徴として高いパフォーマンスとセキュリティがありますが、「柔軟な構成と運用を提供する」ということにも注力しています。

KUSANAGIはコマンドで簡単にサーバの初期設定やアプリケーションを構成できるほか、ミドルウエアの組み合わせを柔軟に変更することができます。
当社でもお客様のサイトの導入時に、できるだけ既存の環境に近い構成で動作を確認してから最新のミドルウエアに切り替えてアップデートをするなど問題の切り分けを容易にすることで、結果として工数や導入までの期間を短縮させることに役立てています。

複雑化するCMS環境をサポートする

CMSを取り巻く環境は複雑化しており、さまざまな種類やバージョンのアプリケーションを複数の部門やベンダーが管理している中で、セキュリティなどを担保しながらもインフラや運用のコストを削減することが求められています。

そのため、プロファイルごとに異なるミドルウエアの構成を同時に運用したり、権限を分離することでこれらの課題を解決していくことを考えました。

コンテナ技術でプロファイルごとにPHPのバージョンを簡単に切り替え

KUSANAGI Containerはコンテナ化の技術を活用し、プロファイルごとに異なるバージョンのPHPで安全に運用できるKUSANAGIの新機能(コマンド)です。

従来のKUSANAGIは各プロファイルがOS共通のPHPを利用しているため、バージョンの切り替えはすべてのプロファイルに影響します。

KUSANAGI Containerを利用すると、プロファイルごとに異なるバージョンのPHPを利用することができます。

これによって、異なるPHPのバージョンで動作するアプリケーション(サイト)をひとつのサーバにまとめたり、他のプロファイルに影響を与えることなく異なるPHPのバージョンに切り替えて検証をおこなったりできるようになるため、運用のコストや工数も削減することができます。

kusanagi containerコマンドの利用法は公式サイトのドキュメントと技術ブログをご覧ください。

■ドキュメント
https://kusanagi.tokyo/kusanagi9/document/commands/#container_on
■新しく実装されたkusanagi containerコマンドで複数のPHPバージョンを一つのサーバで運用してみるhttps://www.prime-strategy.co.jp/column/archives/column_5931

今後の開発予定

KUSANAGI Containerではプロファイルごとに権限を分離できる権限分離コンテナの開発を予定しています。

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