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株式会社ジャパンタイムズは、主に日本国内の情報を世界に迅速かつ、正確に伝えていくのをミッションとして、1897年に設立された日本最古で最大の英字新聞社だ。
同社が発行する「The Japan Times」の創刊時は、文明開化によって西洋の文化が日本に入り、それまでの制度や習慣は大きく変化していた時期だった。
当時、外国人から見た日本は、まだ近代化には程遠いとみられており、そうした状況を見た創業者たちが、“日本のイメージをしっかり伝えたい”と考え、設立された。海外へ事業展開していた企業や財界人から、資金面での協力を得ながら、“日本から英語で発信する”ことを大切に今日まで運営され、現在は世界各国で読まれるほどの媒体となった。
株式会社ジャパンタイムズ
執行役員補佐経営管理局次長
兼 経営推進部長 大野 裕幸氏
また、読者限定のWebコンテンツ『Club Alpha』では、英文記事のネイティブ音声やボキャブラリーに関する設問などを掲載することで、Webユーザーがより高い英語力を獲得することをサポートしている。忙しいビジネスパーソンや学生が、スキマ時間に英語学習できるよう工夫されたWebオリジナルのコンテンツも多数配信することで、ユーザーの満足度を高めることを目指している。執行役員補佐 経営管理局次長 兼 経営推進部長 大野 裕幸氏は同サイトの魅力をこう語っている。
「読者やWebユーザーの英語レベルはTOEIC®600~850の方が中心です。紙面及びWebサイトは、『最新のニュースで英語を学ぶ』というテーマで統一されており、英語や海外の文化に興味を持っているユーザーの関心も高いものになっています。今後は、いかにユーザーの学習意欲を継続的に喚起していくかがポイントになりますので、『The Japan Times Alpha』と『Alpha Online』でのコンテンツの連携をさらに強化し、また音声や映像などのアクティブコンテンツも随時追加することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させていきます。」
株式会社ジャパンタイムズ
編集局 メディア制作部長 千振 弘光氏
そのため、「The Japan Times ウェブサイト」の「KUSANAGI」導入と保守会社をプライム・ストラテジーに切り替えることが決定した時、合わせて同サイトも移設を行い、24時間365日の保守もすることにした。編集局 メディア制作部長 千振 弘光氏は同サイトの運営についてこう語る。
「『Alpha Online』に関しては立ち上げたばかりではありましたが、今後、会員制にするという目標があり、そうなる前にサーバを移設しようと話していました。前身の『STオンライン』の時には保守を一切依頼していなかったので、今回、『The Japan Times ウェブサイト 』を移設するにあたって、『Alpha Online』も一緒に保守を入れようとなりました。導入後、サイトの速度も改善されています。」
最後に、「Alpha Online」が今後目指す姿について聞いてみたところ、大野氏はこう教えてくれた。
「今後についてですが、我々ジャパンタイムズはあくまでも日刊の英字新聞『The Japan Times』の発行がビジネスの中核であると考えており、そのすべてをデジタル化するつもりはありません。『The Japan Times Alpha』も同様に、まずは紙面の読者を増やして、『Alpha Online』で提供するコンテンツの相乗効果による英語力の向上を、読者への大きなサービスとして提供していきたいですね。」